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中西 君一さん (有高23回)
秋の叙勲「藍綬褒章」受章

叙勲を受けられたと聞き、事務局に来ていただきお話をうかがいました。

高校時代は1組農業科、平井先生が3年間担任でした。3年生の時、北海道へ1週間実習に行き色々体験したこと、育雛当番で夜中にゆで卵をつくり食べたこと、農業祭で豚を解体し豚汁を販売したこと、クラブはバレー部で、3年で主将を務め各大会で活躍されたことなど、懐かしく話していただきました。

卒業後は建設会社に就職。その経験を生かして平成8年、三田市駅前町に中西工務店を設立され、平成10年からは息子さん(長男)も一緒にされています。

今回の受章は、消防業務に尽力されたことによるものです。25歳で西奥地区の分団に入団、37歳で分団長を務めて退団され、その2年後に吉川町消防団の副団長に就任、さらに平成15年に団長に昇格され、吉川町の消防活動に精励されました。その後、三木市との合併により三木市消防団副団長に就任され、その1年半後に団長に就かれ、今年で3年目になります。三木市消防団員13,000人のトップとして、訓練はもちろん、事故災害への対応や、大会等の行事もあり、一時も気が抜けない毎日だそうです。今回はこのような危険業務に就かれ、三木市民が安心・安全で暮らせ、災害のない町づくりに貢献されている功績により、受章となりました。

22歳の時に結婚、3人の男児に恵まれました。長男は既に結婚され、2人の男のお孫さんもおられます。8人家族のうち、女性は奥さんと長男のお嫁さんの2人だけ、後は男ばかりと聞き、さぞ活気ある頼もしいご家族とお察しいたしました。

地域においても信望が厚く、早くから地区役員(副農会長・農会長・副区長)に就かれ、現在は多忙な中、区長を務めておられます。最後に、「11月16日には、夫婦で皇居へ受章に行くんですよ」と満面の笑みで言われました。

(文責:谷郷賢明)