大垣 早苗さん(有高20回)
吉川町役場健康福祉課課長を訪問
本校では普通科で学び、特に2年・3年では長沢忠先生が担任の進学クラスでした。
県の保健婦をされていた母のように人々の役に立ちたいと保健婦を目指し、勉学に打ち込む一方で、顧問の岡本先生の勧誘で陸上部に入部し、短距離走で真っ黒になって練習したこと、校舎下の出来立てグラウンドの石拾いをしたこと、ダッシュの練習で窪みに足をとられ捻挫したこと等を懐かしそうに話されました。
卒業後、念願の県立厚生専門学校入学、3年で看護婦(師)の資格を取得、さらに1年延長して保健婦(師)の資格を取得。
地域の方々とじっくり膝をつき合わせて仕事をやりたいとの事から、昭和47年に町役場に就職され、民生課で保健婦としてスタートを切りました。
「最初の仕事は家庭訪問でしたが、夏の暑い中、地図を頼りに迷いながら訪問したこと、又、老人クラブや各地区集会に参加したことで沢山の事を勉強させてもらいました」
と当時を話されました。
現在は健康福祉課の課長となられて1年目、課長としての抱負を伺うと、
「町民の生活の基本となるので責任の重さを感じ、吉川町に住んで良かったと思われる町作りを職員と目指しています」
と心強い言葉を頂きました。
課には約40人の職員がおられ、社会福祉協議会とも連携し、地域の福祉にも力を注がれています。
時間を忘れての勤務の中で、家に帰れば昭和48年に結婚された夫の良き妻であり、3人のお子さんの良き母。今では長女のお子さんのおばあちゃんと充実した日々を送っておられます。
(文責:谷郷賢明)
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