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平成3年に着任され、生産流通科2年1組を担任されました。途中からの担任はやりにくいにもかかわらず、生徒の立場に立っての粘りある指導から信頼関係が備わり、続いて3年と持ち上がり、「いろいろありましたが、皆それぞれの進路目指して卒業してくれました」と懐かしそうに話して下さいました。

本校ではわずか2年間でしたが、大温室建て替えに向けての協議、農場の市民開放に向けての努力、朝早くから家を出て早朝農場当番で汗を流したこと、野菜類の販売といろいろ体験する中で歴史と伝統の重みをひしひしと感じられたそうです。

その後、篠山産業東東雲分校の教頭として転勤され、教頭として数校勤務された後、平成14年に但馬農業高校の校長をされ、16年からは篠山産業の校長として勤務されています。

数十年ぶりにお会いしたのですが、生徒たちに接しておられたあのにこやかな笑顔にふれ、ついつい時間の経つのを忘れて話し込んでしまいました。

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(文責:谷郷 賢明)