第38回危険業務従事者叙勲(瑞宝双光章)を受賞
 令和4年春の叙勲において、長きにわたり消防業務に精励し、努力が報われ瑞宝双光章を受けられた植村さんに、ご自宅まで訪問し取材をさせて頂きました。
高校時代の思い出として、学年9クラス(農業科・園芸科・家政科②・普通科⑤)で普通科の6組に在籍され男子が10人で女子が大多数のクラスで、女性集団に圧倒されておられたとのこと、担任は大場先生(社会)にご指導をうけられ、進路指導も熱心に取り組んでいただきましたとおっしゃつてました。宝塚市に合格した時は、大変褒められたそうです。
 クラブ活動では、3年間ソフトテニス部で小林先生(英語)に指導され、楽しく学校生活を過ごされたとのこと。

 昭和51年4月より宝塚市に奉職し消防署に配属されたそうです。
宝塚市の職員で有馬高校の先輩方は、「素直でよく働いてくれます」との評判があり先輩の有難さを感じられたようです。
 消防現場で最初の10年は、消防・救急などの現場活動に、その後、予防課1年、総務課(経理係)17年、そして未曾有の阪神淡路大震災が平成7年1月に発生した事により、三日三晩救助活動等に奔走され苦労、その後も市役所と連携し救援物資の仕分けや電話対応、家屋調査等に半年以上従事されたそうです。その後、管理職に就かれ、東消防署長、司令センター長を歴任され、42年間お勤めされご勇退されました。

再任用職員として3年間を経て退職し、現在は、地域の発展に尽力しながら、自営農業に勤しむ傍ら、農業法人のオペレーター作業員として、水稲・大豆・蔬菜などの生産に従事されているとのことでした。

                                 (執筆 奥川徹)