秋の気配が感じられる昼下がりに、宮本さんは自転車で清陵会館まで来てくださいました。卒業後二十数年の年月が過ぎ今や3人の子のお母さん、一段とパワーアップしておられ、卒業アルバムを見つつ当時を思い返ながら楽しい時間を過ごしました。
担任は3年間西谷先生で、歳が近かった事もあり、勉強や進路の事、プライベートのことまで本当に色々相談に乗っていただき、とても充実した高校生活が送れたのは西谷先生のおかげだと思います。3年間決して真面目な生徒ではなかったのですが、クラスみんな仲が良かったです。生徒会活動にも参加し、川崎・森・紫垣先生が生徒会の顧問でした。色々無茶を言ったりして困らせたこともあったと思いますが、体育祭や有高祭前には毎日遅くまで残って準備をしました。また、校則の改訂などにも携わり、本当に貴重な経験だったなぁー、と思います。
高校生の時は授業前と放課後の生徒会の仕事が終わるとアルバイトをして、授業での提出物が多く大変ではありましたが、人前で喋るのが好き・人との会話も好きで有高の3年間は大変充実した日々でした。特に思い出す出来事は関西高校生フォーラムで竹下先生と和田山まで行き参加したことでした。竹下先生や生徒会の先生方も優しくていい先生でした。
有高祭では生徒会で風船のアーチを作り、多数の風船を膨らませ張付けて校門に設置した事や、3年生の時にはファッションショーに出たのを今でも思い出します。
修学旅行はスキーで山形蔵王スキー場に飛行機で行きました。当時父親が冬のスポーツが好きでスキーに一緒に行っていたので難なく滑れ、そのような生徒も何人かいたので楽しめました。有馬高校時代は楽しく、今も仲の良い友人は有高からの仲間です。
卒業後は、大阪の江坂にあるキャットミュージックカレッジ専門学校へ進学しました。
幼い頃からエレクトーンを習っていたので、ヤマハの講師を目指して選んだ学校で。2年間エレクトーンやピアノの演奏について学んだ後は講師をしていました。今は年に数回、音楽のイベントで演奏する程度ですが、楽しく音楽を続けています。
結婚して子供が産まれてからは、神戸北のイオンで飲食の仕事をしていましたが。その後調理師免許を取得し、介護施設の調理へ転職しました、現在は三田市民病院の院内保育園での子ども達の給食とおやつを作っていますが、0歳から2歳子ども達が多く在園しているので、食材の大きさや硬さなどに気を遣いながら毎日給食を作っています。また、食育の一環として、夏祭りやバイキングなど、食事を楽しむ事を目標に、毎月食育のイベントを開催しています。
「人生楽しんだもの勝ち!!」と思っているので、これからもまだまだやりたい事はいっぱいありますが、まずは3人の子ども達がもう少し成長したら、小さなお子さんから高齢者の方まで安心して食べてもらえる、地域に密着したお弁当屋さんをするのが今の夢です!!


