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高槻 勝彦さん(有高28回)

畳職一筋約30年

代々畳職人で、約100年続いている老舗の四代目を訪問しました。

将来は畳職人と決めながら、あまり関係のない農業科に入学。しかし、楽しい3年間を送りましたと、懐かしそうに話して頂きました。クラスの中で毎日のようにやんちゃをしたこと、これまで経験したことがない農業実習での体験、九州への修学旅行、体育大会等楽しい思い出ばかりだそうです。残念に思うのは、入学時40人だった仲間が卒業時には27人になっていたことだそうです。

卒業後すぐに父の元で修業に入られましたが、1年後、さらに腕を磨くため、豊中の畳職の親方の元で修業をされました。
25歳の時に同級生の彼女と結婚。「熱烈な恋愛結婚」と聞きますと、はにかんでハッキリした答えが返って来ませんでした。男の子2人に恵まれ、2人とも本校へ。その間、育友会副会長を2期、奥さんには会計監査・書記とお世話になりました。
長男は卒業後、父と同じように畳の修業の道へ。次男も今年卒業して三田市消防署で勤務されています。

建築構造が変わり和室から洋間が増え、畳の注文も減ってきたのでは、と聞きますと、減ることは減ったが、これまでの実績と信頼、そして確かな製品がいつまでも馴染みのお客さんに愛され、注文されてこられるそうです。

仕事場ではいつも夫婦2人一緒で息の合った仕事ぶり、そして今年からは長男も加わりさらに仕事に熱が入ることでしょう。

(文責:谷郷賢明)

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