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前川 圭吾さん (有高32回)

北神生コンクリート協同組合に出向  副幹事長

有高からすぐ近く、三田市天神の三田建設業会館にて、同級生の前川さんを取材させていただきました。

昭和53年に普通科に入学、3年間陸上部で長距離ランナーとしてご活躍をされました。特に2年生の時には、当時の有馬高校としては何年かぶりに、駅伝の県大会に出場という名誉で、新聞にも取り上げられたそうです。高校時代はどうでしたかとお尋ねすると、「陸上部では、先輩や後輩に恵まれたので、自分に合っていて良い部活動でした。」とお答えいただきました。

一時期は脚力を生かした、競輪の選手を目指された時もありましたが断念され、卒業後はいろいろなアルバイトを経験されました。そして19才から24才まで、ダイハツ梱包の正社員としてお勤めになり、退社後は関西新生活互助会で営業や会員募集、葬儀の準備などをされました。そして27才の時に北神戸コンクリート株式会社に入社、現在は北神生コンクリート株式会社に出向され、所属する7つの工場に仕事を振り分ける内容のお仕事をされております。震災や災害などで、コンクリートが注目されるようになったということで、「昔と比べると品質の向上がすごく、強度が全然違います。」と教えていただきました。(確かに現代の建築では、耐震などでコンクリートの重要性は非常に注目されています。)

それから、プライベートでのご趣味はロードバイクやジョギングで、神戸マラソンも出場されたそうです。また、ご結婚は29才の時で、お子さんは成人式をされたばかりの女の子と高校生の男の子ですが、なんと奥様(旧姓 坪井さゆりさん)も有馬高校33回卒ということで、びっくりしました。

いろいろとお話を伺っていると、同級生で2名の陸上部メンバーの話になりました。残念ながら卒業後に、若くして(37歳と48歳)ご病気で亡くなられてしまいました。「同じ部活で、一緒に汗を流した仲間をよく思い出します。今でも自分がしんどい時などに、彼らの分まで頑張るぞという強い気持ちになります。」とお話しいただきました。

スポーツマンらしく、何事にも熱心に取り組む姿勢が爽やかな前川さんでした。なお、将来の夢はキャンピングカーで車中泊の“旅”、または“日本一周の旅”だそうです。

(執筆:谷口真弥)

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