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坂田 美里 (有高31回)

誰も皆心が和む児童画を描いて

確か当時はここに卓球場が有った場所なのに」と思われたという坂田さんをその跡地に建った清陵会館にお迎えして、お話を聞きました。
3年生の時の担任は村上先生で、クラブは八景中学より続けていた卓球部へ入部。

何かエピソードは、とお願いすると「チチヤス買いに行ったことかな」との答えに ?
なんでも数学の徳田先生の確率の授業で、先生と生徒達で賭けをして、生徒達が勝って、負けた徳田先生からお金を貰って本町通りの神田商店へチチヤス乳業のヨーグルトを買ってきたというお話でした。

他にはありませんかと同席の谷郷事務局長が持ってこられた当時の卒業アルバムを開くと、懐かしい顔や、体育祭の写真「このバックボードは書いた覚えが有る。」とか浴衣で踊った民謡やフォークダンス 戸隠へのスキー旅行の話など続々と想い出されたようです。
卒業後は関西女子美術短期大学進学、デザインの勉強をされて神戸の印刷会社へ就職。主に制作の仕事に就かれ5年後に結婚を期に退社されます。

丁度上の子供さんが幼稚園に入られた時、親御さんが絵を描くのを見て、子供もそれに習って絵が好きになりますよとの話から、絵を描くようになり、園庭を元気に駆け回る子どもたちの表情に感動し、それが児童画を描くようになったきっかけだったとか。

誰から教わることもなく描かれた作品は、皆さんから評判なりつつも、それらの作品を発表する機会もなく時が経ち、数年前の小学校の同窓会で再会した有高同窓生の磯部雪江さんと共通の絵の話で盛り上がり、2人で三田で作品展を開く運びに。多くの友人の手助けもあり、大成功を収め、来場者や、ご自身のホームページを見られた方からの紹介など、此処でもとどんどんと輪が広がっていったそうです。

今回も、加古川での作品展に出品された2点をお持ちいただきました。
想像以上に大きな作品で、元気に遊びまわる子供たちが生き生きと描かれており、誰が見ても心が和らぐ素晴らしい作品です。

現在は加古川の公民館に勤められていて、忙しいのですが、是非新作にも取り組みたいとのことでした。
坂田さんのホームページ みさとぎゃらりー http://s-misato.jimdo.com/

(文責:岩野 弘明)

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