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小林公正 先生  (昭和49年~54年)

本校を退任されてから三十数年ぶり、事務局に来て頂き、昔と変わらぬ話し上手で、皆を笑わせながら懐かしい思い出話で時間が過ぎました。

日体大を卒業され新任で保健体育の先生として着任、短髪のまだまだ学生気分が残っている生徒達に人気のある先生でした。 5年間で4年間担任をされ、そして陸上部の顧問、特に陸上部顧問としては、全国大会に3人、県大会では800㍍優勝や上位入賞、地区大会では総合優勝と数々の素晴らしい成績を収めその指導力を発揮されました。

特に本校では楽しい5年間でしたと言われ、高校・大学と陸上部(中・長距離)で毎日走り続け、走ること以外は何も知らないと言われる真面目学生だったそうです。 それが本校に着任され先輩教師と行動を共にするようになり、パチンコ・マージャンを覚え、冬はスキー夏は海へと、又ある先生の家に集まり一夜を飲み明かしたり、とにかく皆が集まって楽しい時間を過ごしたことが今も忘れられないそうです。

また吉川の教員住宅に住まれて、犬を飼われ、その犬を学校に連れて来られていたが、ある日、廊下に糞を扱き大騒ぎしたこと、また体育館の溝にはまり込み脚を骨折したりと  その後あの愛犬はどうした事やら今回は聞くことが出来ませんでした。  その後、氷上西高校へ転勤、少々荒れていた学校なので気を引き締めて、緊張の毎日だったそうです。

家がお寺であったことから、後を継がなくてはいけなく、父と10年間体育の先生をやりたいとの約束から、氷上西高校で5年間勤められ退職されました。
その後、お坊さんの修行に3年間入られ厳しい修行に明け暮れられたそうです。
氷上西高校時代の29歳で結婚、長男の出産は修行中だった為、見に行きも出来ず、修行が終わって帰ってきても初めは懐かなかったそうです。 その後、長女・次男と誕生、三人のお子さんに恵まれ、長男は父の後を継がれて副住職として勤めて居られます。
現在、先生はすこぶる元気で貫禄も付き、三百数十の檀家を持つ『慧林寺』の住職として、[枚田みのり保育園園長]、さらには兵庫県保育協会会長(5期10年目)を勤められ日々忙しい毎日を過ごされています。

最後に皆さんに言って於いて下さいとのことで、和田山方面に足を運ばれたら是非『慧林寺』に寄ってくださいとのことでした。

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(文責:谷郷賢明)