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尾崎 進夫さん(有高29回)

高校は造園科で、普通科目と造園科目(測量・造園史・設計等)がありましたが、普通科目は基礎的な学習でしたので、楽しく学校生活を過ごせました。仲先生、石原先生、清水先生、沢野先生、森沢先生、橋口先生と個性豊かな先生ばかりで、すべての先生が心に残る恩師です。

学校行事では、造園祭で、庭を作庭したり植木の即売会をしたりして、楽しい思い出です。又、昭和50年から51年頃だったと思いますが、加西市の加西フラワーセンターに、当時の皇太子殿下と美智子妃殿下を学校の代表としてお迎えしたことも、心に残っています。

卒業後は家業を継ぎ、現在に至っています。継いだ当時は、植木の生産が主でしたが、オイルショック以降、植木の販売不振、開発等による農地の削減、人件費上昇などがあったので、現在は、建築設計士などと連携して個人住宅の作庭・管理などを主に業種としています。

地域では、小学校と中学校で2年間ずつPTA会長を務め、その間、宝塚市のPTA副会長や補導委員なども兼任しました。各園芸団体の役付もあり、今年度からは自治会役員として、地元の盆踊り大会や秋の地車祭などにもかかわっています。また、地域の自主防犯会や自主防災会などでも活動しております。

家族は、父、家内、高3(男)と高1(女)の子ども2人。父は仕事や各団体を引退して隠居生活をし、家内は、父・子ども・私の世話に追われる日々を過ごしています。

 息子には家業を継がなくて良いと言っています。後15年程現役を続け、子どもの成長を見ながら、今後のことを考えたいと思っています。

(尾崎進夫)