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岡田 保蔵さん (有高28回)

親父の志を受け継いで溶材業(各種高圧ガス及び各機器の販売)で頑張っています。

双子であったゆえに、小さい頃から勉強やスポーツと何かにつけ兄とはライバル的な面もあり、自分は兄とは別の有馬高校に行くと決めたそうです。
クラスは園芸科、クラスメート同様担任の小林先生も3年間一緒で、雰囲気も穏やかなクラスだったそうです。
クラブは中学から続けていた卓球部へ入部。クラブ員も多く、中に強い先輩が居てよく鍛えられたそうで、それでも休むことなく毎日遅くまで練習したそうです。当時はクラブ帰りに学校近くの店で食べるパンが空腹には最高に美味しく、何よりの楽しみだったとか。2年生になってからはレギュラーにも選ばれ、丹有地区、県大会で活躍されます。

卒業後は家業を継ぐための修行として大阪の小池酸素へ入社し、営業職に就かれます。2年目からは全く別の業種の会社で9年間営業の勉強をしてこれなら家業の仕事が出来るとの自信が付き、29歳の時に地元に戻り、溶材業を継ぐことに。

平成12年に(有)岡傳に社名変更し、社長として事業を拡大され、地元の篠山市、三田市、丹波市などを中心に広く営業されています。
篠山青年会議所に入られ、地域との交流を目的にボランティア精神で街の活性化活動をしてこられました。また地域では卓球部仲間の友人達と卓球チーム(つばさクラブ)を結成され、全国大会の出場経験もあるそうで、つい最近まで、練習にも参加され、今は皆と集まるのが楽しみとか。

今の有高生に一言「いったん自分でやると決めたら、とにかくやり遂げる。投げ出したくなることもあるかもしれないが、続けさえすれば、必ず達成できる。」

岡田さんとは高校卒業以来30数年ぶりの再会となりましたが、ほんの少し、ふっくらした顔以外は、昔の卓球に打ち込んでいたスポーツマンの彼のままでした。「是非あのクラスの仲間と同窓会をやろう」との話でお別れしました。

(文責:岩野 弘明)

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