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松本 安廣さん (有高24回)

JA兵庫六甲谷上支店長松本さんを尋ねて

有馬街道沿いにあるJA兵庫六甲谷上支店に、谷郷事務局長と一緒に訪問したのですが、事務局長が有高に教師として赴任され、一番最初に担任を受け持たれたのが,松本さんのクラスだったそうで、懐かしの再会となりました。

最初に有高の思い出を尋ねたところ「なんといっても高3になってから、先生の勧めで大学進学を選んだことです。」から始まりました。クラスは農業科で、良くも悪くも個性的な生徒たち、そのなかでもマイペースで学生生活を過ごされ、クラブは花卉部へ所属して清水先生、前西先生らに花について色々と教えてもらったそうです。

また図書委員として放課後も図書室で忙しく活動されていたそうです。その後農業クラブの役員も勤められ、免許取得して直ぐにバイクで、農業クラブの県大会へ向かう途中に、転んでしまい、ドロだらけになりながらも友人と出場したことや、一週間泊りがけの育雛当番でこっそり食べたゆで卵のことがばれて、校長室へ友人らと謝りに行ったことなど色んなエピソードがあったそうです。

卒業後は神戸学院大学へ進まれ、その後、神戸北農協(現JA兵庫六甲)に勤められます。
各支店勤務後、本店では合併準備にも携われ、合併後は、各店支店長を務められています。

現在、多忙な職場から地元淡河町に帰られれば、水田1.2ha、畑30aで野菜を栽培して近くの道の駅へも出荷されているとか。

家庭では27歳のとき、ご結婚され、三人のお子さんに恵まれ、そのうちの2人と奥さんは有高出身で、ここでも有高の縁が続いているようです。

地域では人柄からも分かるように、人望も厚く、実行力もあるので、地区の土地改良区理事、森林組合総代、地元淡河町では児童館運営委員長、そして消防団では若くからポンプ操法県大会で活躍され、現在は本部副支団長をされています。
お話の中で趣味として、若くから詩吟をされていて、現在は師範の免許もお持ちです。
消防団の訓練の際、発せられる号令は非常に堂々たる由縁が此処にあったのかと納得しました。

卒業後も有高へは娘さんの応援で来校されたこともあったそうですが、有高生を前に就職説明会でJAとして訪れた時には、
「自分も母校の後輩に話をする歳になったのかと」しみじみと思ったそうです。

(文責:岩野弘明)

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