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油谷 佳明さん 有高55回卒

手づくりピザが美味しい 「居酒屋のどか」 オーナー

店に入ると、カウンターに置かれた数十本の焼酎の瓶が目に飛び込んできました。
JR三田駅北側、国道176号線沿いにある居酒屋のどかは、若い感性でレイアウトされており、テーブルや掘りごたつ式の座敷は木の温もりを感じる造りで、いろいろなこだわりを感じるお店です。

油谷さんは、総合学科の第1期生として平成12年4月に入学され、2年生からは生徒会でご活躍をされました。印象に残っている先生は担任の宮内先生で、大変お世話になったそうです。修学旅行は、当初の予定が9.11のテロの影響で、飛行機が使えなくなり、半年遅れで岩手県の安比高原スキー場に変更になったそうです。

平成15年に近畿医療福祉大学に入学され、大学卒業後の平成19年5月には、若干21才で現在の居酒屋のどかをオープンされました。この場所で焼鳥屋をされていた方から店をやってみないかとの話があり、もともと料理には興味があったので、その方にお世話になりながら仕事を覚え、ご自分のお店を持つようになったそうです。のどかの名物料理はオリジナルピザで、イタリア産の粉から練り上げ、300℃のオーブンで一気に焼き上げるピザで、種類もたくさんあります。それとだし巻きもおすすめ料理です。また、さんだ地産地消認定応援店の第1号認定店で、焼酎の種類も数多くあります。

ご結婚は22才のときで、一つ下の有馬高校卒の奥様(旧姓 白井 百合香さん)と
お子さん3人(3才の女の子と、双子の男の子)のご家庭です。地域活動にも積極的で、地元の消防団や青年団、神楽の保存会でもご活躍で、三輪神社の祭りでは威勢の良いお姿で頑張っておられます。また、市在住・在勤の20代から40代までの有志で結成した「もっと三田盛り上げ隊」(代表 梅澤 豊和さん 有高46回)のメンバーとして、平成25年には三田まつりと同日に、テイクアウトで気軽に買い食いができる「ほおバル」を開催するなど、地域発展の為に昼夜活動をされております。

地元に愛されてる居酒屋のどかですが、こんなことがありました。雪の降る年末に宴会をしたのですが、その帰り際に店員さんから「寒いでしょうから、どうぞ」とカイロを全員に手渡されたのです。料理のおいしさはもちろんですが、このような気配りをしてもらって身体も心もぽかぽかになりながら、家まで歩いて帰ったのを取材中に思い出しました。これからも、地域に密着しながら豊かなまちづくりの為に、ますますのご活躍を期待しています。

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                 ( 執筆: 谷口 真弥 )