person清水 圭一さん(有高32回)

陶芸家として数々の賞を受賞

本校では普通科で、最終クラスは土肥先生担任の8組でした。 クラスのほうでは思い出はあまりないとのことですが、部活動の剣道では数々の思い出があるそうです。 当時は部員も多く、顧問の先生が熱心で、早朝・放課後とそれこそ血のにじむような練習をされ、 地区・県大会では団体・個人で優秀な成績を上げて居られたそうです。 今もその時のメンバーと会われるとか。

卒業後は陶芸家を目指し、京都市工業試験場専修科で学ばれ、そして59年に卒業。その後は父の元で修業されました。
「生まれたときから父の仕事姿を見て育ったので自然とこの仕事に入れました」と誇らしげに話されました。

30歳ぐらいから、美術展・陶展・造形展等に出品しては各賞を受賞、また、日展・日本陶芸展等では何回と入選と、自他共に認める陶芸家になられました。
15年前に自分の工房を建てられ、その後、父から引き継ぎ「丹波焼かねと窯」4代当主となられました。
数々の賞の中で一番嬉しい賞は平成14年度に受賞された「兵庫県芸術奨励賞」だそうです。

26歳の時結婚、2男1女のお子さんに恵まれ、今は子育てから余裕の出来た奥さんと、2か月前に増改築されたギャラリーで仲むつまじく仕事をされています。

この仕事に着いて、一番嬉しい時は、造った一つ一つの作品に感動してもらえたときだそうです。
素晴らしい作品を出来るだけ多くの方々にも見てもらおうと、神戸・京都・大阪等で個展も開かれています。又、色々な役職にも就かれて充実した毎日だそうです。

(文責:谷郷賢明)