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農業科1組で、今は亡き常深先生が3年間担任。3年生になって父親が営んでいる1．２ｈａの稲作農業を手伝うとのことから単車通学の許可が出て単車で通学したこと、農業当番で牛の出産に一睡もしないで一晩付き合い、翌日の授業では眠気が催し大目に見てもらったこと等が良い思い出だそうです。
卒業後は、八多農協に就職、13年間勤められ、その間に同じ農協に勤務されていた彼女と結婚、二人の女児に恵まれました。一旦、農協を退職され、半年間ほど親の農業を手伝われ、昭和50年4月から神戸市教育委員会に採用され学校管理委員として山田中学を皮切りに勤務され、その後、3校勤務、63歳で退職され農協時代併せて45年の現役生活を終えられました。

現役時代から地域の信望が厚くそれぞれの役職に就かれたり、さらに退職された翌年（平成18年）からＪＡ兵庫六甲の理事としてその重責を果たされており、その中でも北地区担当理事として活躍されています。去年で9年の任期が終わられるそうで、「その後は時間がある限り現役の頃から好きだった旅行に奥さんや友達と行きたいですね」とのことでした。お嬢さんはそれぞれ結婚、お孫さんは5人、今は母親と次女の孫二人と5人家族で過ごされています。

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（執筆　谷郷賢明）

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