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金岡 伸悟さん (有高28回)

高校でのクラス・担任・部活等
昭和49年に有馬高校長坂分校造園科に入学し、3年間梶田先生担任の元で測量学、樹木学、造園設計などを学びました。 現在実家で造園業をしていますが、仕事場でよく植木のことについて質問され、当時もっと勉強しておけば良かったと思うことが多々あります。それで何となく授業で梶田先生や森沢先生に教わったことを思い出します。
長坂分校は現在廃校になり、最後の卒業生としては思い出深いところがあり、その梶田先生とは、今でも有馬高校清陵会宝塚支部発足にあたり、大変ご尽力いただきお世話になっています。

高校での思い出
高校時代は、大変楽しかったですね。 宝塚からの入学は私一人だけで不安だらけ、初めは戸惑うことばかりで、生徒も色んな地域から通学していて、ケンカや揉め事が絶えることのないバラバラのクラスでした、そして実習やクラブ活動を重ねていくうちに、だんだんと皆仲良くなっていきました。
合宿では学校に泊り込んで夜遅くまで話し込んだことや造園祭で餅つきをしたことなど懐かしく思い出します。
卒業して34年ほど経ちますが、当時学んだ長坂分校も廃校になり、是非とも同窓会を持ち皆で酒でも飲みながら昔話に花を咲かせたいものです。

高校卒業後
大学では造園学を学び、卒業後は京都の造園会社に就職し、造園技術の修行4年間を経て、現在実家で造園業をしています。宝塚は植木の産地として名高いので子供の頃から植木に親しんできました。 植物には、それぞれ個性があってそれを生かすのが庭師の仕事だと思っています。 庭作りの手本は自然界なので、自然の多い場所に出かけ川の流れや植物生育の景観を見るのが好きです。
この宝塚で育った植木が、全国でたくましくその役目を果たしてくれることを心から願っています。

これからの夢・希望
今や、時代と共に植木産業は衰退していますが、もう一度見直されるように宝塚の地場産業の発展のためにも尽力し、そして庭師として社会に密接した環境づくりを目指すつもりです。一人では非力な私にとって大それた望みですが、清陵会宝塚支部には、大勢の先輩方、後輩が居り交流を保ち続けると必ずしや大きな力に成ると思います。

最後に清陵会を通じて今まで知らなかった多くの有馬高校卒業生に出会うことが出来、頼もしい限りで大変心強く喜んでいます。

(文責:金岡伸悟)

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