浄土真宗の寺院に嫁がれ、子どもたちとの関わりの毎日

秋日和の爽やかな午後、2010年にご紹介させていただいた 廣宣寺御住職 
門中 浄光さんの奥様 門中 智美さんに、三田市池尻のさつき会館で取材をさせていただきました。
昭和57年に普通科にご入学されました。2年・3年は進路別コースで、丙午生まれの学年なので全体の生徒数が少なくて女子だけのクラスになり、まるで女子校みたいな雰囲気で楽しかったそうです。部活動はソフトテニス部で部長もされるほどスポーツに熱中した毎日で、ご自身の学年は5名ほどの少人数だったのですが、その時のメンバーとは結束も固く、今でも交流があるそうです。修学旅行は長野県の黒姫高原スキー場、体育祭は女子だけのクラスだったので、造園科と合同で応援合戦も一緒に練習をされたらしいです。また、クロスカントリー(マラソン大会)では、5位以内に入る健脚ぶりを発揮して、ご活躍されました。
卒業後は短大に進学、その後は子どもが好きなので、三田市内の公立幼稚園に計6年間勤務されました。
そして、御主人のお寺に嫁ぐ準備として、浄土真宗本願寺派僧侶育成機関専門校の京都中央仏教学院で、浄土真宗や仏教全般に渡る教養や歴史を学ばれました。そこでは、全国各地からいろいろな年代の方がいらっしゃったのですが、集団生活だったので大変仲良くなったそうです。
御主人が布教使として全国各地にお出かけになることが多く、お寺を留守にされる事が多いので、御主人の代わりにお参りやお葬式の脇導師もお勤めになっています。

また6年前より、お寺のすぐ隣の池尻児童館「さつき会館」にて、児童の交流教育現場として、幼稚園先生時代の経験を生かしてご指導もされております。さつき会館は、地元の集会施設と児童館機能を兼ね備えた複合施設で、現在は子ども会等の地域交流事業や、市内の子育てグループ活動の場として幅広く利用されています。

「年を重ねても有馬高校の友だちは繋がっていて、集まれば今でもあの時の事の
話をすると、次から次と尽きることがありません。」「県大会の対戦相手の篠山鳳鳴高校の方も、今は先生をされているので、教育の話や相談にも乗っていただいております。」と今でも多くの方と長い年月を経ても深い繋がりをお持ちで、それだけ
門中さんのお人柄や雰囲気が、多くの人と深い絆で結ばれているんだなあと今回のお話で感じました。 何年か前に、三田市仏教会でも会議室を研修で利用させていただきましたが、その時も室内温度の調整など細かく対応していただき、気持ち良く会場を使用する事ができました。また、これからは地域の子どもたちとの関わりについて、ご相談もさせていただきたいと思います。

                                    (文責 谷口 真弥)