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大矢和弘 さん (有高24回)

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肖像写真

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コンニャク製造一筋

 本校農業科を卒業後、祖父が開業した大矢商店を三代目として引き継ぎ、コンニャク造りに打ち込んでこられました。朝の4時からかかり午前中は製造、午後はパック入れ・芋蒸し・次の日の準備と、家族3人を含む9人のメンバーで働いておられます。

 コンニャク芋は主に栃木県や広島方面から購入され、また、製品は県外の石川・島根・静岡方面に出荷されます。

 良いコンニャクを造る秘訣はと聞きますと「水と温度の調節ですね。少しでもミスをすると満足できる商品が出来ません。経験が大きく物を言います」でした。

 又、この数年の不景気の中で会社経営の実績を上げるため、6年前他社にない製品コンニャクゼリーを考案されました。ヨウカン風・抹茶風・ヨーグルト風・梅ゼリー風と数種類出来上がった商品が置いてあり、本当に美味しそうでした。

 この商品が大変好評で、方々から注文が来ているそうです。そして、お客様に喜んでいただき信頼もされ、いつも新しい製品に挑戦するコンニャク造りに打ち込めたのは、高校1年の担任の清水先生の教えである「相手の気持ちになれ」を胸に秘め頑張ってきたからですと誇らしげに話されました。

 25歳で結婚され、お子さんは2男1女、次男が大学に行かれ、将来は継いでくれそうなんですと嬉しそうに、又、孫が1人いるんですと、家族円満な雰囲気が伺えました。

 帰りに趣味で飼っておられる立派な鯉を見せていただきました。私にとっては担任したクラスの卒業生が素晴らしい人生を送っているのを見て満足しました。

(文責:谷郷賢明)

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写真 大矢さんが考案されたコンニャクゼリー

写真 趣味で飼っておられる鯉

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