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本多透 さん (農林44回)

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肖像写真

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 昨秋、職域OB会の席で本多さんの陶芸が話題になった。なんでも神戸市営地下鉄の西神中央駅「市民ギャラリー」で、夫婦で二人展を開かれ盛況だったということである。今回の取材はこんな縁でお願いした。

 電話で都合を伺うと随分と多忙な様子が分かる。団塊の世代を対象に公民館の農業体験講座の講師、神戸市シルバーカレッジ、陶芸クラブ陶芸指導員を、いずれも週1回担当しつつ、地域老人会陶芸サークル代表を務め、さらには食育リーダーを委嘱され幼稚園と保育園を任されている。ご本人の都合の良い神戸市シルバーカレッジの実技指導日に会場でお出会いすることになった。

 毎月2〜3回、午後の実技指導を任されている。約束したロビーには、すでにご本人が到着されていて、受講生らしき人が軽く会釈して通り過ぎていく。

 さて話題の陶芸は、土いじりが好きだったので、平成5年に神戸市立農業公園が開設している陶芸教室に入門、同時に三田市陶芸教室にも入学し、週2回異なる教室で集中して陶芸の手ほどきと技術習得に励まれる。平成15〜17年、神戸市シルバーカレッジ陶芸教室に入学し、一層独自の技を磨かれた。

 このような異なる教室を渡り歩く彼独特の勉強方は奇異に思えるが、当のご本人はそれぞれの教室の違いが分かり、技術習得の為には良かったと話される。その結果、短期間にメキメキと上達、花瓶一筋に独自の作風を確立されている。その結果が各種展覧会での入賞である。最近では、平成17年度兵庫県職員互助会 職員作品展で県議会議長賞を受賞されている。

 ここで個展の話に戻しましょう。ご本人は陶芸を、奥様は日本画、それぞれの成果を披露されたのが、この催しだったそうです。奥様も各種展覧会に幾度も入選されている広く知られた方です。したがって、ご夫妻の活躍を知る人々にとっては、待ちに待った作品展だったと思われます。楽しい趣味に毎日を過ごされる様子が目に浮かぶご夫妻の活躍ぶりです。

 取材を終えて、ご本人の卒業記念の陶芸作品が飾られている、学長室に案内された。大きな花瓶が執務室の横に置かれていて、ご本人の作品だと紹介された。楽しい趣味に日々過ごされる笑顔に送られながらカレッジを後にした。

(文責:大前穣夫)

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