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弓削麻子 さん (有高54回)

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肖像写真

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東京農業大学を今年3月に卒業して

 弓削牧場を経営されている父の薦めもあり、本校の緑地園芸科に入学。実習等で物を作る体験から、さらに農業や酪農に興味・関心を持つようになりました。

 高校時代は、農業クラブや柔道クラブで活躍すると同時に、2年生の時に兵庫県海外農業視察研究でブラジルへ2週間、そして短期語学研修でオーストラリアに2週間と、海外研修にも積極的に参加されました。農業クラブでは色々な場での研究発表から人前で話せる度胸がついたし、柔道をやっていた事は、海外へ行ったときや大学で関心を持たれ、友好に大いにプラスになったそうです。

 高校3年間で学ぶ中で、発展途上国の問題・世界各国の食糧問題にとり組みたいとのことから、東京農業大学の国際食料情報学部・国際農業開発学科に進学されました。

 大学時代には特に食料関係のアルバイトに従事。卒業後は、自然に囲まれた中で自家栽培品を加工して物を作る仕事に就きたいと、両親・兄弟が経営されている弓削牧場の中にあるレストラン「チーズハウス・ヤルゴイ」に就職されました。

 約50頭のホルスタイン牛から搾った牛乳をもとにして、低温殺菌をし、乳酸発酵させて出来た無添加で栄養の高いチーズを目玉商品として、ケーキ、アイスクリーム、石けんと、他店ではお目にかかれない数々の商品づくりをされています。又、牛乳を使っての料理に、他では味わえない美味しい食事が体験できるようです。

 念願であった仕事が家族と共に出来ることが何よりも楽しいです、と高校時代と変わらないにこやかな笑顔で話してくれました。

 箕谷から車で直ぐ、7ヘクタールの牧場に放牧された乳牛たちと、美味しい手作りチーズが待っています。色々なメニューがありますよ。

(文責:谷郷賢明)

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清陵会事務局にて恩師・谷郷事務局長と共に

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「チーズハウス・ヤルゴイ」にて。
麻子さんのお母さん(写真右上)にもてなして頂きました。
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