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奥田雅己 さん (有高29回)

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肖像写真

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 本校の農業科に入学、担任は宅見先生でした。入学と同時に柔道部に入部し、小柄なために自分より大きな相手に必死になって向かっていき練習したこと、2年生からは主将を任され先頭になってリードしたこと、そして、良き先輩達に巡り合えたことが、卒業後の人生に大きなプラスになりましたと、懐かしく話してくれました。

 卒業後は、有馬興行株式会社(ヘルスセンター)に就職。最初は営業(フロント)を担当しましたが、人柄の良さと誠実さが上司から評価され、若くして芸能部課長に抜擢、その能力を十分発揮し活躍されていました。しかし、3年前に、会社事業が温泉一本となり、芸能部が廃止されたのを転機と考え、28年勤めてこられた会社を退職されました。

 退職後は、父親の農業(米・野菜)を手伝う傍ら、イチゴ、イチジク栽培に着手され、施設・設備面に約500万円を費やし、5アールの田圃に3棟のビニールハウス、さらに5アールの田圃にイチジク60本を植えてパイプ工事を行うなど、着々と取り組まれました。12月に私が訪問した時には、あちこちに赤く熟した大きな実がなり、収穫を待っているかのようでした。ここに来て高校時代農業科で学んだことが大いに役立っており、「量より質」をモットーに、お客さまに喜んでいただける商品を目指して頑張っていますと、自信に満ちて話されました。

 そんな彼がサラリーマンから転身して農業に打ち込めたのは、ヘルスセンター時代に社内恋愛で結婚した奥さんの心暖かな理解と応援、そして、一男二女の子供さん達の励ましがあったからこそ。家族には心から感謝していますとのことでした。

(文責:谷郷賢明)


  • オクタファーム http://www.okuta-farm.com/
    日本一のいちご「章姫」を栽培して3年目。一度食べたらやみつきになります。是非とも訪れて下さい。

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イチゴのビニールハウスにて

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イチジクのパイプ

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