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田中恵子 さん (有高18回)

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肖像写真

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道場保育園3代目園長

 2代目園長が私達の恩師田中慈孝先生(在職期間:昭和20年〜51年)で、現在は先生の次女恵子さん(有高18回卒)が園長をされていると聞き、早速道場保育園を訪問しました。園の玄関まで来ると、元気な園児達の賑やかな声が聞こえ、入るなり満面に笑みを浮かべた園長さんが直々に出迎えて下さいました。

 昭和30(1955)年11月、30名定員の小規模保育所から始められ、昨年、平成18(2006)年10月に創立50周年を迎えられました。現在は2000年に増改築された素晴らしい園舎に、約110名の園児が通ってきます。園舎の2階で園児と保育士さん達が楽しく動き回っている姿を眺めながらお話を聞きました。

 高校時代は理系の11組で三宅先生が担任、男子のほうが多いクラスでした。神戸電鉄で道場駅から本町駅まで乗り、本町駅からは店が建ち並び賑やかだった通りを歩いて学校まで通ったこと、体育大会の仮装行列や、六甲登山のこと等、懐かしく話して頂きました。3年2学期から受験勉強に取り組まれ、高校からロシア文学を愛読されておられたことから、神戸外大ロシア語学科に進学されました。

 卒業後は、大阪に住み就職、50歳まで約27年間過ごされましたが、ご両親が高齢になられたことから手伝いに帰ってこられました。そして平成12年2月に、初代から仏教の精神を保育に取り入れられてきた教えを引き継がれ、3代目園長に就任されました。

 慈孝先生には3人のお子さんがおられますが、先生亡き後、法性寺の住職を引き継がれた長男元孝さんが保育園の理事長となり、長女が副園長、次女の恵子さんが園長と、バラバラに生活してきた3人がここに来て同じ職場で力を合わせ、新しい時代に対応する保育を模索しながら共に仕事に取り組んでいます、とのことでした。

 現在、園長恵子さんは三田駅前マンションに住まわれ、自転車で通勤されているそうです。「思いも寄らなかった園長職ですが、可愛い園児達、熱意ある職員と理解ある保護者の方々に囲まれて、とても充実した日々を送っています」と満足げでした。

(文責:谷郷賢明)

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道場保育園の外観

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玄関ロビー

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ビオトープ(人工池)

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「かたつむり」を描いた園児達の力作

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こちらの題材は鉄棒の「さかあがり」

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