[ 表紙 / 卒業生の活躍 / 常味幾代 さん (高女15回) ]
人生はバレーボール、今もなお現役 三田高等女学校15回卒(昭和18年卒)で、80歳を過ぎてもなお、子供たちにバレーボールを教えておられると聞き、事務局に来て頂きました。 開口一番「私はバレーが好きで好きで、小学校時代から今まで、バレー一筋で来たんですよ」と言われました。女学校時代の3年間ももちろんバレーの毎日で、色々な大会に出場、成績も良かったそうです。少女時代は、とにかくお転婆で、女学校の時に三田大池に飛び込んで泳いだことも懐かしい思い出だそうです。 卒業後は国鉄に就職、職場のバレーボールチームに所属し、全国大会にも出場されたそうです。25歳で結婚退職されると、すぐに三田市でバレーチームを作り、市内にもチームが出来はじめたことから、各チームとの試合や大会への参加に活躍されました。 36歳の時、本校の食堂で働かれるようになり、今は亡き富田先生(バレー部顧問)との出会いにより、40歳頃から、子供(女の子)バレークラブを立ち上げ、指導を始められました。 2年前に亡くなられたご主人から、冗談で「バレーとワシとどちらが大事だ」と言われたこともあったそうですが、今までバレーを続けて来られたのは、ご主人がずっと良き理解者であったからでした。 現在は、バレーは勿論のこと、ギターを弾き、絵を描き、木に登って剪定したり、とパワフルな毎日を送っておられます。何より驚いたのは、事務局まで単車に乗ってこられたことで、しかも「もっと大きいのに乗りたいのよ」とのことでした。 今年の9月に2泊3日の検査入院をされた以外は、医者にかかることもなく健康そのものだそうです。 平成2年に三田市の「さつき賞」、そして県の「のじぎく賞」も受賞されています。 最後に、「バレーチームをみてくれる私の後継者、誰かいませんか」とのことでした。 (文責:谷郷賢明) |
事務局まで単車で走って来られました。
颯爽とした後姿
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