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中西均 さん (有高28回)

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肖像写真

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こんだ薬師温泉&農業公園「ぬくもりの郷」支配人を訪問

 卒業以来の出会いで、歓待されお話を聞くことができました。

 中学の先生の進路指導で、非農家であったにも関わらず本校の園芸科を志望して入学。全てが目新しく新鮮で、当時の恩師の先生のご指導のもと、何事にも意欲的に取り組め、夢を持たせてもらえた学校生活があったから今の私があるのですと、懐かしく話されました。

 クラブ活動は、中学時代からしていた吹奏楽部に迷わず入部し、トランペット奏者として活躍されました。卒業後社会人となった今でも、篠山吹奏楽団員としてコンサート等に出場し、活躍されているそうです。

 本校卒業後、兵庫県立農業大学校に入学、その後、農業団体職員として入組されました。平成13年に退職された後は、民間の野菜・きのこの生産会社の技術員兼農場長補佐として勤務される傍ら、地元では自治会の役員を務め、又、篠山市長から委嘱された町づくり委員の活動等をされていました。

 そんな中、平成16年2月1日にオープンした、こんだ薬師温泉、この温泉は農業公園の中にある施設のひとつで、源泉掛け流しの温泉として大変人気を博していますが、温泉施設とマッチした農業公園整備が早急に望まれたことから、それを機に、ぬくもりの郷に転職されました。当初は、事務長として農業公園づくりに着手されていましたが、その後、前任支配人が事情により退任されたため、引き継いで支配人になられました。

 現在は、前任支配人の接客・接遇の志を引き継ぎつつも、さらにご自分の専門分野を取り入れようと、地場野菜の販売・加工、特産品販売、各工房の充実に力を注がれるとともに、施設内並びに関連公園の約15ヘクタールの土地を有効に利用した農業公園作りにも心血を注がれています。

 お話を聞いた後、全部は時間の都合で回れなかったのですが、館内の一部を案内頂きました。

 玄関を入ったところには地域の特産品の売店、長い廊下を渡って浴場入口があります。

 こんだ薬師温泉は温泉の三要素である温度・湯量・成分ともに備えた優れたナトリウム塩化物泉で保温効果が良く、「熱の湯・温もる湯」とも言われています。地下1300メートルから湧き出る湯量を豊富に使って、丹波焼き陶板風呂・丹波石岩風呂・大小露天風呂・源泉風呂・水風呂等々、何時間でも楽しめる思いがしました。

 風呂から上がれば、ゆったりとぬくもり亭(軽食コーナー)、さぎ草茶寮(レストラン)、そして手作り豆腐・手作りアイスの工房や、特産品販売コーナー・旬菜市「農(みのり)」での買い物や、無料の足湯などがあり、時間のある限り楽しめる取り組みがされていました。

 25歳の時、同じ職場の本校卒業の女性と音楽を通じての職場恋愛・結婚をされました。2人のお子さんに恵まれ、長男は京都大学大学院、長女は近畿大学に在学中、共に両親の血を受け継いだのか、音楽がすこぶるお好きだそうです。平成5年に今田に移り、念願の一戸建ての家で「今は長女と3人で楽しく過ごしています」とのことでした。

(文責:谷郷賢明)

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小雪のちらつく中、出迎えていただきました。

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右はフロント担当の松本友紀さん(有高57回卒)です。

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