2組園芸科で、宅見先生が3年間担任。よく面倒を見ていただいたことや、農業当番での思い出など話していただきました。

　卒業後は、県立農業学校に進学、改良普及員の資格を取得されました。卒業後、三田市農協に就職し、営農指導員を4年、渉外を1年担当されましたが、体調不良で退職され、しばらく体調にあわせてアルバイト等をされていました。

　その後、15年程前に「食生活を考える会」を5人ほどで立ち上げ、自然派農園として多種多彩の軟弱野菜（ほうれん草・人参・キャベツ・白菜・なすび・キュウリ）の栽培をはじめられました。

　「草は友達」をキャッチフレーズに、全て無農薬栽培。早朝からの虫取りや、さらには害獣（イノシシ・シカ・ヌートリア・アライグマ）対策に苦慮されているそうです。15アールの田圃で栽培そして収穫された商品は、ニュータウンで80戸ほどを対象に販売されているそうです。

　地域では22歳の若さで農会長を務められたり、消防団団長をされたり、昨年は区長をと、地元の信望も厚く頑張られています。

　21歳で結婚、3人のお子さんに恵まれ、長女は既に結婚され、「来年4月に初孫が出来るのですよ」と満面の笑顔で話して頂きました。現在は、昼は野菜作り、夜は警備員のアルバイトをされているそうです。

（文責：谷郷賢明）