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山崎 広治さん (有高25回)

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山崎広治  有高25回

 県農政環境部農林水産局農業改良課課長に事務局に来て頂き、お話を聞くことが出来ました。

本校では、農業科で3年間西浦先生が担任だったとのことです。農業当番で乳牛の世話をしたこと。
体育祭では、家政科と一緒にバックボードづくりをやったこと。自転車通学で通学途中、後の荷台に積んでいたカバンが無くなっていることに気づき、引き返すがカバンが見あたらず、学校に着くと先輩のおかげで先に届いていた事。

時にはバイクで通学し、担任に知れて指導を受けたこと。柔道で腰を痛めたことや家で飼っていた肥育牛10頭の世話もあり、せっかく入部した柔道部を1年間で退部したことなど、懐かしく話して頂きました。


本校を卒業後は、県立農業大学校に入学、そして、農業技術の基礎を学ぶと共に、農業改良普及員の資格を取得され、昭和50年4月福崎農業改良普及センター勤務を振り出しに西脇・加西・宝塚等普及員として27年間、また、行政としては、農政環境部農林水産局農産園芸課、普及教育課、兵庫県立農業大学校等に勤務され、現在県農政環境部農林水産局農業改良課課長として普及員時代に培った現場の経験を生かして重責を果たされています。

普及員としては、特に、宝塚農業改良普及センターでは、淡路花博に向けた花きや植木類の供給、また、加西農業改良普及センターでは、集落営農組織の育成に力を注がれ、農林水産大臣賞を受賞するような集落営農組織の育成に携わられました。

行政では、淡路花博で使用される花き類の供給体制の確立や県産花き類の生産振興。平成16年の台風23号災害からの復興を支援する施策の立案、組み立て。県内の普及センター(普及員)の活動が円滑に進められる体制整備等に取り組まれています。


一方、地元では、これまでの仕事で得た知識や経験を自分の住んでいる地域にも活かしたいと、平成8年に殿畑営農組合を立ち上げられました。酒米山田錦の生産を中心に黒豆栽培を組合員全員出役型の運営方式で、「組合員個人農家として、また、営農組合も損をしない農業」を目指した活動を展開されています。

現在、約25ヘクタールの農地を集積され営農部長として、山田錦の直播栽培など新しい技術への挑戦を続けておられます。特に、黒豆栽培では、収穫・出荷まで、男・女・老・若を問わず組合員全員が働き手となり、取り組まれていることから、横の関係が深まり、人間関係がスムーズに行くようになったそうです。

25歳の時に結婚、2人の娘さんに恵まれ、「最近、初孫が出来た!」とうれしそうに話されました。





         



    
          

(文責: 谷郷賢明)

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