[ 表紙 / 卒業生の活躍 /中上之仁さん（有高38回） ]
| 中上之仁さん （有高38回） トマトづくりを一生懸命 羽束山の麓、三田市香下でトマト作りに励まれている中上さんを訪ねました。 クラスは園芸科で担任は三年間宅見先生にお世話になられたそうです。一番の思い出は、新たに自分たちで空手部を作ったこと。しかし練習場所がないので、毎日三田学園に練習のために通われたとか。 あとは阪神タイガースが大好きで、三年生の時は、18年ぶりの優勝のシーズンだったので、よく友人らと甲子園に応援に行かれたそうです。三年間に遅刻が1回であとは1日も休まずに皆勤で通ったこと。 卒業後は加西市に移転した真新しい農業大学校に進まれます。 その後、宝塚のトマト農家中西一彦さん（有高25回）宅で1年間の研修を経て、就農されます。現在では施設トマト50アール 水田1.2ヘクタールを奥さんとご両親、数名のパートさんらで栽培管理されています。 出荷先は主に大阪の市場でJAの直売所にも出荷されています。特に今年のような空梅雨では野菜を作るのにも大変苦労されているはずですが、ハウスの中には、瑞々しい美味しそうなトマトがいっぱい実っていました。 今の学生さんに一言をお願いすると「何事にも一生懸命に、勉学もスポーツもそして遊びも そうでないと1日24時間が短いのでもったいないから」とアドバイスを。 今年は阪神タイガースが好調なので今はラジオが友達ですと、日焼けされた顔から笑みがこぼれました。今の時期、出荷最盛期で朝夕と目の回るような忙しいなか、快く取材に応じていただきました。最後に仲良く奥さんとトマトの出荷のための選別をされている姿をカメラに収めお別れしました。     (執筆：岩野弘明)
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