[ 表紙 / 卒業生の活躍 /眞造豊さん(有高19回) ]

眞造 豊 さん (有高19回) 

----------

 

----------

  眞造 豊 さん (有高19回)

    「春の叙勲で瑞宝双光章を受章される」

 3年生では、7組で今は亡き室谷先生が担任、2年に1回行う同窓会では当時の先生の話題が良く話に出るそうです。クラブは生物クラブで米田先生が顧問、親子でお世話になったことから、今も年賀状の交換をされているそうです。
 
 在学中の思い出で特に強く印象に残っているのは、3年の時、血友病の幼児に緊急の輸血が必要となり農業科の清水先生・友人の伴野君・市職員(2名)と共に献血をしたことから元気に回復退院され、その善行に対して当時の金井知事から「のじぎく賞」を受賞された事だそうです。その後、平成20年まで107回献血することができ、人を助けることの必要を痛感されました。

 そのこともあり、卒業後は、三田消防署に入所、最初の頃は現場活動が主で水害・火災の災害に出動されました。その後は、総務課で庶務・経理・人事を担当され、さらに平成5年から8年にかけては現在の消防庁舎建設を担当し、その後は消防署長・消防本部次長を歴任し42年1ヶ月の勤務を全うし、平成21年3月に退任されました。今回はこれまでの功績を称えて栄えある章を受章されました。
退職後は、退職者会の会長を務め消防本部との繋がりを深めておられ、さらに、代々栽培されてこられたお茶栽培にも力を注がれ、その傍ら趣味の山野草・高山植物の栽培・観察、さらには山登り・一人旅を楽しんでおられます。

 結婚は24歳の時、婿入りされ、市街地から山間部と住まいが大きく変わり戸惑いもあったそうです。二人の男児に恵まれ、長男は本校を卒業し看護師、奥さんも看護師、次男は尼崎消防署で救急業務につかれており、昨年10月に偶然にも孫娘の七五三参りに家族で神社にお参りに行かれている時に、突然目の前で一人の男性が倒れ、救急処置の出来る方ばかりの家族の計らいで一命を取り留められたそうです。その後、その神社にAEDが設置されたそうです。二人の子供さんたちは、それぞれ結婚され、外での生活、母親と奥さんの三人で元気にやっていますとのことでした。


     




                                                                      (執筆:谷郷賢明)

                                                                

----------

「卒業生の活躍」に戻る

----------

△上へ戻る



[ HOME ]

Copyright (C) 2002-2013 清陵会 All rights reserved.