[ 表紙 / 恩師へのインタビュー / 安本元幸 先生 ]

安本元幸 先生

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肖像写真

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「91歳になられて」

   今回は、安本先生を訪問してきました。
   神戸市北区大沢町までたどりついたもののお宅がわからず、庭掃除をされている年輩の方に「安本宅はご存知ないですか」と尋ねると、「私です」と言われ、驚いて見直すと、90歳を過ぎておられるとは思えないほど、若々しいお姿に接することができました。

   早速家に上がらせていただき、「ここが私の仕事場です」とご案内いただきました。見回すと、これまで描かれた見事な絵画があちこちに掲げてあります。
   清陵会館の小会議室に、学校周辺の武家屋敷の図が掲げてありますが、これは安本先生が現役の時に(昭和27年3月)描かれたものであり、過ぎし日の先生の姿が思い出されます。
   「今は大沢の歴史を研究していますが、同じように図にしたいと思っています」との事で、一部完成したものを見せていただきました。

   平成8年2月に医者の奥様を亡くされてから一人で暮らしていらっしゃるそうですが、「家の周囲の草刈りは草刈り機械で、郵便局へは今でも車で行くんですよ」と聞かされ、驚きながら聞き入っていました。また、4人のお子さんのうち1人は病院の院長、2人は薬剤師、さらには、13人のお孫さんのうち6人が医者をされているとか。誇らしそうに語っておられました。
   正月には子供、孫、ひ孫全員が家にやってきてにぎやかに過ごし、毎年5月には「「やすもと会」と称してみんなで旅行に行くんですよ」と、記念撮影のアルバムを見せていただきました。

   「私は楽しく一日一日を大事にして過ごしています。会員の皆様によろしくお伝え下さい」とのことでした。

(文責:谷郷賢明)

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写真  谷郷局長と一緒に

写真  有馬温泉郷を描いた作品

写真  この絵の拡大版はこちら

写真  清陵会館小会議室にある武家屋敷図。非常に大きな作品です。

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