[ 表紙 / 恩師へのインタビュー / 冨田 米蔵 先生 ]

冨田 米蔵 先生

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冨田先生を偲んで

 清陵会ホームページの恩師のインタビューを見る度に思い出されるのは、今は亡き私の恩師・冨田米蔵先生です。

 私は有高時代、冨田先生顧問のバレー部に所属し、2年間担任として受け持って頂きました。先生にとっても、有高で受け持った最後のクラスにあたります。

 体育の授業、体育祭、クラブでも日々の練習、合宿、試合と、思い起こせばたくさんの忘れられない思い出があります。特に、当時先生の愛車だった緑のバンに部員を乗せてもらい、三田学園、鈴蘭台、神戸甲北等へ試合に行ったこと(試合の前日、勝井先生の家に泊まった事もありました)。夏に一度、海水浴に連れて行ってもらったこと。練習は勿論厳しく、体育館に緑のバンがあるか、ないかで、一喜一憂していたように思います。

 3年前の夏、先生が入院されたことを、同じくバレー部でお世話になった姉から聞きました。お見舞いに行こうと思っていた矢先、訃報を聞き、慌ててお通夜にかけつけました。会場は満員で先生のお人柄が偲ばれる思いでした。先生、あまりに若すぎる……

 出会った頃の先生の年齢を過ぎた今でも、何年経っても、私の心の中にはあの頃のままの先生がいます。

 2年前、ママさんバレーボール大会に参加しました。バレーがこうして楽しく出来るのも先生のおかげ、バレーボールって楽しいね、先生。

(文責:吉村 真由美)

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