中林 玲子さん(有高25回)
『たこ久』を始めて10年目を迎える玲子さんを訪問
高校時代は2・3年を現三田西陵高校の校長をされている平家先生が担任で、当時は教師になって初めての担任だったとのことで熱血先生でした。何十年ぶりかのクラス会でお会いすると、全員の名前を覚えておられて感激したそうです。
クラブ活動では、吹奏楽部でフルートを吹き、早朝練習・放課後の練習と時間を忘れて励んだのが楽しい思い出だそうです。
卒業後、県土木事務所に就職されましたが、その間に保育士の試験を受けて保母の資格を取り、宝塚市養護学校の介助員に転職。20歳の時に、高校時代先輩と良く家に訪問していた農業科の中林先生と結婚、「お腹が大きくなったのでやめました」と懐かしく話されました。その後、21歳で長男、翌年次男と出産され、子育てと病弱だったご両親の世話で気がついたら38歳になり、子供も大きくなって時間的な余裕が出来、再び勤め始めました。そうした合間に今度は調理師の免許証を取得され、何か自分で出来る事はということで、たこ焼き屋を始められたのです。
たこ焼き屋を始めるのに屋号をどうするかご夫婦2人で悩まれていましたが、そのことを夫の中林先生が学校で話されている時に居合わせた私(谷郷)が「先生の名前の久をとって『たこ久』にしたら」と言ったら、気に入っていただき本当に『たこ久』と命名されました。今日も、「先生が名付け親ですよ」と言われ、嬉しさがこみ上げてきました。
今は作り手もよし・味もよし・値段もよしで周辺の方々は勿論、遠くからも食べに来られるそうです。
又、この度、本校を卒業して美容師になり独立されている次男が、近々新築された三輪神社第1号でご結婚されるとのことでした。
5年前に新築された3階建ての1階の道路に面したところに『たこ久』の看板を上げ、午後4時から店を開けておられます。「3年後には主人が退職で2人で焼くのが楽しみ」とのこと、仲の良いお2人の姿が見られることでしょう。
(文責:谷郷賢明)
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