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中西(藤田) 和巳さん (有高31回)

”釣針作りの匠を訪問”

2組園芸科、私が3年間担任をしたクラスの教え子、結婚して私の近所に住み、今は釣針作りにその腕を振るわれており取材に訪問しました。

柔道の授業のこと、農業当番でいろんな実習を体験したこと、3年生の最後の体育大会が就職の面接で参加出来なかったこと、修学旅行で初めてのスキー、リフトに乗る時にソリの先が雪に突っ込み大変だったこと、風疹で出席停止になったこと等懐かしく話されました。

卒業後、(株)前中(電気店)に就職され、仕事で近畿二府三県を回られたそうです。平成元年に結婚して中西家に入られ、「中西釣針製作所」を経営されている父の仕事を継ぐため平成2年に11年間勤務された会社を退職、釣針作りの修行に入られました。一人前の技術を身につけるのに約5年かかったそうですが、今は先人である父も認める技術者となりその腕を振るわれています。

一男二女の子供にも恵まれ、長男は今年の春から大学生、次女は保育園の先生、長女は家業の手伝いをされ、家族は両親と共に7人家族、いつも笑いと話が絶えない楽しい家族だそうです。

また、地区に於いても信望が厚く副農会長から農会長・吉川土地改良総代・上中土地改良会計・スポーツクラブ21の委員といろんな役に付き頑張っておられ、さらに、4年前から田圃も任され1.1haに水稲(山田70a・キヌヒカリ40a)を栽培収穫され充実した毎日を過ごされています。

(執筆:谷郷賢明)

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