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市野 雅利さん(有高41回)

3年の時は中谷先生が担任。柔道の授業では絞め技の練習中に失神寸前まで絞まった体験や、卓球部ではキャプテンとして活躍し団体戦で県大会に出場したことなど、懐かしく話していただきました。

卒業後は2年間フリーターとして過ごされた後に陶芸の道に入られ、京都府立陶工高等技術専門学校、京都市工業試験場、八風窯(滋賀県)で学ばれました。その間、1993年と94年には、「朝日現代クラフト展」で、2年連続で入選されました。

そして1995年(25歳)、上立杭に帰郷。ご両親と共に作陶を始められました。「死ぬまでが勉強」と言われ、毎日作陶に打ち込まれており、注文が一度に多く入るときは夜寝る暇もなく造られるそうです。

また、丹波焼の新進気鋭の若手陶芸作家群「グループ窯(よう)」に入会。各地で開催される二人展・個展には、多くの愛好家が訪れ、特に「粉引(こびき)」造りのうつわ用品が高く評価されているそうです。近年は、東京ドームで毎年開かれている「テーブルウェア・フェスティバル ~暮らしを彩る器展~」にも出品されるなど、活躍の場を広げておられます。

25歳のときに結婚。二人の間には、小1と小6の男の子。「野球好きで、将来はプロ野球選手になるのが夢なんですよ」と満面の笑みで話される姿に、円満な家庭生活がうかがえました。

これからも更に腕を磨かれ、より良い作品を作られることでしょう。

(文責:谷郷賢明)

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