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今北 喜代子 (有高17回)

昭和40年に卒業後、はじめて母校を訪問、清陵会館に来ていただきお話をお伺いしました。余りの変わり様に驚きながら昔を思い出していただきました。

高校時代、家政科で3年間、谷口千里先生に担任をしていただきました。先生はいつもおしゃれできちんとされていたのが印象に残っています。

高校時代の思い出は、修学旅行で、船で神戸を夜に出て、翌朝に別府に着き、バスで長崎や阿蘇を周ったことです。クラブでは、書道部に属し、校外に出展していただき、上位に入賞しカメラを頂き大変嬉しかったことを思い出します。また、生徒会の副会長としていろんな生徒会行事をやったこと、帰りが遅くなった時など天神から坂を下って黒石線に行くまでが、少々怖い思いをしながら、貴志まで歩いて帰ったことなどが印象に深く残っています。

卒業後、23歳で結婚し、男の子と女の子に恵まれ専業主婦で家の農業を手伝いながら子育てをし、一段落した38歳から食堂「おけや」をはじめられ(朝7時~夜9時まで)大変繁盛して、一日に一斗位のごはんを炊く毎日でした。

50歳になって、お母さんが亡くなられ「おけや」食堂を閉店して間もなく、三田市のJA女性会の方から役員の依頼があり、引き受け三田支部長を4年、三田女性会の副会長を4年、三田市女性会の会長を4年合計で12年間忙しい日々だったそうです。今年3月で会長を退任し、大勢の方々との出合いが人生の宝物と感謝しております。

趣味は小さい頃にやっていた舞踊を更に深くやっておられ、花柳百合漻という名取をいただき、日々古典舞踊に邁進し楽しく毎日暮らされているとのことでした。

(文責:稲葉 昌子)