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前西 剛さん 有高21回卒

「秋の叙勲で瑞宝双光章を受章される」

秋たけなわの日に清陵会館にお越し願って取材させていただきました。

『担任の先生とクラスの思い出を聞かせて下さい?』
担任の先生は樫本先生で優しい先生でした。クラスは賑やかで46人、男子が多くてなかなかのわんぱくで楽しいクラスだったと記憶しています。

『進路とお仕事の思い出は?』
昭和44年の4月から平成22年3月まで消防署勤務と、その後三木防災センターで仕事をしていました。
仕事での一番思い出される事は、1995年1月17日阪神淡路大震災の出動応援に行った事です。その日は、まだ旧消防署でしたが当直勤務をしていました。地震で飛び起き、市内を巡回してから、出動の準備をしていると司令が来ました。その後、西ノ宮の火災の応援に4名で応援に行き、倒壊家屋からの救助を行いました。後の十日間は芦屋市へ人名検索の為に倒壊した家屋を一軒ごとに確認していきました。救助する機材もなく大変な状況で混乱の極みでしたから忘れられませんね。

それから長坂分署長での出来事でした。小学生の子供さんが交通事故に合われ、ヘリコプターで神戸の災害医療センターに搬送されましたが、その後元気になってお礼に来られましたのがこの仕事をして良かったとしみじみと思いました事の一つです。

『現在は?』
退職後温泉めぐり旅行や、貸し農園で野菜を育てています。

『家族構成は?』
夫婦二人で生活しています。

「受賞は光栄で家族共々喜んでいます」と聞かせてくださいました。

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(執筆 羽渕 和美)