肉のマルセで活躍中
以前からの取材のお願いが、この度やっとかないお話を聞くことが出来ました。
高校時代は、友人との日々や学校生活がとても楽しかったという思いが蘇り、通学は自宅からバス停まで30分あまりかかったので部活は出来なかったが、地元でお稽古事に励み、そろばん・華道・茶道・洋裁など色々となさったそうです。

担任は吉谷先生ですごくやさしく接してくださったし、教えて戴く時間が長かった植田先生(和裁)も優しくて丁寧だった、困ったときはいつも手を差し伸べてくださったので感謝の思いが今もある。結婚してからもお肉を買いにお店に来られた事があったのがうれしかった思い出だそうです。

修学旅行は九州だった。「友人とお喋りしたり、見学したりとワイワイガヤガヤ楽しんだなー」と、遠い五十年前を徐々に思い出した同じクラスの二人です。53名の賑やかなクラスだったんです!
体育の授業ではタイヤのチューブを持参したのを覚えていて、体力づくりに使ったのではと卒業アルバムを見ると、なんと写真がありました。よく覚えていらっしゃってビックリです
卒業後は吉川中学で事務や購買部として3年間働き、その後自宅の事務の仕事をされ、その後ご結婚された。

お仕事のことをうかがいました。
元々は自宅のガレージを精肉店にしてから44年になり、今のお店は広い道路が出来て後、移転し約20年余りになる。
家業の「肉のマルセ」は昭和49年に開業され、三田市の恵まれた環境・良質な水・高度な飼育技術で、勢戸グループの肥育農家で大切に育てられた良質な牛肉を提供されています。
2008年に商標登録した自社ブランド「三田マルセ牛」は兵庫県内の優良素牛及び県外但馬系統牛を厳選して買い付け、自家牧場と自社牧場6か所で2年間育て上げる。2016年には、自社加工場も完成した。
ステーキのお店「藍屋」も経営、マルセ肉の溶岩焼きステーキがおすすめです。

現在はお孫さんのお世話やお店・趣味の和紙人形作り・ご自宅でお花を生けて楽しみ、高校の頃はお作法が難しいと思っておられたお茶も趣味として続けられ、お茶の月釜に長田神社に行き楽しまれています。お料理も母の味をお店にて伝えておられます。
ご夫婦は同級生の仲良しです、いつまでもお幸せに。

(執筆 羽渕和美)