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喜多 勝巳さん(有高21回)

「有馬高校時代は就職クラスで勉強していたので、教員になるとは思っていませんでした。
同級生もそう思っているでしょうね」
とにこやかに話される喜多さんは、三田西陵高校の教頭先生を務めておられます。

高校時代は、特に運動部で頑張ったわけでなく、勉強もあまりやったわけではないそうです。 その一方で、クラスの仲間と遊びに行ったり、運動会や文化祭で頑張ったり、新聞部の部長として学校新聞を作ったり、といったことは、今でもなつかしく思い出されます。
また、高校時代の担任は、一年が田ノ上先生、二・三年は藤井先生で大変世話になり、今でも交流があるとのこと。 今年の5月に3年7組の同窓会を開催し、30名の仲間が集まって、昔話に花を咲かせ、楽しい一時を過ごされたそうです。

高校卒業後、神戸大学の事務員になりましたが、職場の方と色々話すうちに、大学に行きたいと思うようになって勉強を始め、神戸市外国語大学に進学されました。 大学時代は自分でも感心するぐらいよく勉強されたそうです。
そして大学卒業後は教員を目指し、最初は尼崎市立城内高校の定時制からスタートしました。 ここでは自分より苦労している生徒がいたので、生徒から学ぶ事が多く、教員としてやっていく基礎が身に付いたそうです。
その後、数校経験された後、現在の勤務校三田西陵高校に昨年、教頭として赴任されました。

教員をしていて、ふと感じる事があるそうです。 それは有馬高校時代の高校生活が、今の自分を作ったのだと。

(文責:谷郷賢明)