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大家 喜八郎さん (有高29回)

会社を退職、そして大沢町で「イチゴ」栽培を

大家イチゴの看板を頼りに、家近くのイチゴハウス前に到着、早速に奥様に出迎えて頂き、「私の事、覚えていらっしゃる?」と聞かれて、最初は何となくだったのが、話を聞いているうちに記憶がよみがえり、三十数年前の懐かしい話に、早速に主人(喜八郎)の仕事現場に案内をして頂きお話を聞きました。
高校時代は2年では半井先生が担任、3年では仲先生が担任で、やはり一番の思い出は体育大会で、着せ替え競争をしたり、特に初めての試みで、演技種目が全部終わった後、グランドの真ん中で火を焚き全員が浴衣に着替えて盆踊りをしたことだそうです。また、生徒会の会計でも活躍、剣道は途中でやめたのがちょっと残念だったそうです。
卒業後は、濱田印刷機械(株)に就職、25歳の時、奥様と社内恋愛で結婚されました。しかし、39歳の時、父親が亡くなられ、3年ほど兼業でやられていたが、どちらか一方にと決心され25年務められた会社を退職、専業農家に転身されました。8棟イチゴハウスでのイチゴ栽培をメインにされ、自前の水稲栽培を2ha、営農組合を立ち上げグループで7~8haをさらには芋・豆等の栽培と幅広く取り組まれています。特にイチゴでは「さちのか」と「章姫」を植えられ、「甘さ」、「旨さ」は他には負けません、天候に左右されない安定した良いイチゴ作りを目指していますとのことでした。
人望も厚く地域の自治会の役は勿論、営農組合・イチゴ部会では重要なポストに付き、頑張っておられます。「二人の愛の結晶は遅くにできたのですよ。」と言われ中2のお嬢さん、そしておばあさんの四人家族で楽しくやっていますとのことでした。

(執筆:谷郷賢明)

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