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岡 強三さん (有高34回)

社寺建築・数寄屋造り・伝統構法  設計・施工 伝統と匠の技 岡工務店

三田市西山にある岡工務店の代表 岡さんにお話しを伺いました。
昭和54年4月に普通科に入学されました。担任の先生は1年 浅原先生、2年 藤田先生、3年 野村先生にお世話になったそうです。クラブ活動は、サッカー部に入部されました。サッカー部があった西宮の山口中学出身のメンバーが中心となり練習もきびしく、クロスカントリーの時期が近づくと、西野上にある牛小屋までよく走らされたので、たいへん辛かったそうです。
体育祭のバックボード作成では、普通は板を平面に並べて繋ぎ合わせて描くのですが、7組では当時流行っていた機動戦士ガンダムを、なんとベニヤ板を組み立て立体的に作り、採点もかなりの高得点をもらったそうです。

有高卒業後は、大阪にある建築の専門学校で2年間建築設計の勉強をされました。その後、大阪の建築事務所に入社されました。景気が良い時代で仕事も多く、そうなると自宅に帰れる時間がなくなり、会社に泊まり込みになったりしたほど忙しかったそうです。
その後、27才からお父様の岡工務店に入り、ご一緒にお仕事をされています。西山熊野宮拝殿、心月院山門、一般住宅など実にいろいろな建物に関わってこられました。近年では、地元西山のだんじりを作られたのですが、だんじりの有名な大阪まで行き、関係者から直接話を聞いたりして研究をされたそうです。「この仕事は実に奥が深く難しいので、一生勉強ですね。」とお話しいただきました。工務店近くの心月院さんの山門も修復されたということなので、実際に現場に行き、細部に渡るこだわりを丁寧に説明していただきました。

趣味は写真ということで、一眼レフのカメラで撮影されたいろいろな写真も見せていただきました。いろいろな建物の写真を撮るのも仕事の一環なので、建築関係の方はカメラに凝っている方が多いらしいです。もう一つの趣味は渓流釣りで、以前はアマゴやイワナを釣りによく行ったりしていたのですが、最近は時間が無くてなかなか行けないのが残念だということです。
建築の話になると熱心にお話しをしていただき、時間もあっという間に過ぎてしまいました。終始、岡さんのお仕事に対する情熱を感じさせていただく取材となりました。

(執筆:谷口 真弥)

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