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当銘 信幸さん (有高25回)

世の中にメタルリサイクルを力強く推進される

以前取材した田中正之さん(27回)より当時の懐かしい列車通学の仲間繋がりから尼崎で金属リサイクル業の東洋商会代表の当銘さんを紹介して頂きお話を聞きました。

尼崎園田から中学の先生の勧めもあって有高の園芸科に入学。最初、三田に来て驚いたのは尼崎と三田の青空の青さの違い、そして弁当の白米の色と艶の違いにも大変驚いたようです。担任は生真面目な米田先生に3年間お世話になり、女子7名男子33名はクラス替えも無く、当初は神戸や阪神方面からと地元三田近郊とは色々と話の噛み合わないこともあったそうですが、それも時間の経過と共に打ち解けて男女関係なくクラスや他のクラスとも仲も良かったそうです。また農場当番では、冬のまだ真っ暗な早朝に駅へ向かう途中パトカーに停められ、事情を説明している間に列車の乗り遅れ、納得した警察官がパトカーで次の駅まで送ってくれて間に合ったというエピソードもあったとか。

卒業後は阪急百貨店に入社、その後住友鋼材に代わられ、そこで奥さんと出会い、ご結婚。その後、奥さんの父親の経営される金属リサイクルの東洋商会の経営に加わられ、義父の引退と共に経営権を買い取られ取締役代表として経営されています。 時代のスピードに乗り遅れないようにとパソコンも早くから導入され、取材時も最新のパソコン2台を活用されていました。鉄くず、スクラップといった言葉からメタルリサイクルの名称を広げるために業界の一員として頑張っておられます。この先は2 3年間通い詰めたベトナムなどへ、金属に限らず多方面で進出していこうと思っておられるそうです。

最後に現有高生諸君に一言 「校門正面にある石碑に刻まれた まこと の意味。 学生時代には分からないかも知れませんがこれから歳を重ねるにつれて本当にその言葉の持つ意味が経験の中から分かってくる時が必ず訪れますよ。」とのことでした。

有限会社 東洋商会 http://www2.ocn.ne.jp/~toyo.com/index.html

(文責:岩野 弘明)

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