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梶田 辰美さん (有高23回)

三田市西山にお住いの梶田さんを取材させていただきました。

昭和43年4月に長坂分校に入学、部活動は中学からやっていた卓球部に入部され、活躍されました。先生の事をお聞きすると、「卓球部の顧問は梶田源一郎先生で、学級担任は大谷先生でしたね。」と教えていただきました。

何か高校時代の思い出をお聞きすると、「3年生の卒業式で、2年の同級生たちでバンドを組んで演奏を披露し、自分はドラム担当でした。」と懐かしそうにお話しいただきました。友人の家でよく練習をし、曲は当時流行っていたグループサウンズのコピーをしたそうです。楽しそうにお話しされるので、どのような演奏だったのかとても興味が湧きました。

卒業後は、三田市農協に入会され、まず藍支店では米や野菜の販売を担当、その後本店では、各支店のスーパーへ商品の卸し業務、そして広野支店では、金融担当で貯金などのお仕事をされました。そして、平成12年にJA兵庫六甲に合併してからは、中地域事業本部三田資産管理センターに勤務され、平成14年に三輪支店に移られて現在に至っておられます。建築やリフォームすべてを三田市管内全域でされていて「いろいろな仕事を任されましたが、自分自身には今の仕事が一番合っています。」とお答えいただきました。
趣味は野球ということで、30才から20年以上も西山の野球チームで、外野手として活躍されました。現在は、たまに行くゴルフが楽しみだそうです。

長男の勇さんの有馬高校在校中には、本校育友会の会計や副会長も歴任されました。また、貫誠社(かんせいしゃ)の副会長も長年に渡って勤めておられるということで、周りの方からの人望も厚く、信頼されるお人柄だと感じさせていただきました。
なお、貫誠社とは旧三田藩士子孫の会で、現在も毎年11月に総会があり、三田藩についての情報交換や研究発表をされています。天神公園には記念の碑があります。)

最後に有馬高校の事をお聞きすると、「農業を継ぐことがわかっていたので、有馬高校で学んだ経験は私にとって大きいものです。」というお言葉をいただきました。

(執筆:谷口真弥)