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石井 玄貴さん(有高49回)

以前取材した方から、元気な卒業生が三田のJAに配属になったとの話を聞き、さっそくJA兵庫六甲三田支店に石井さんを訪ねお話を聞きました。
1年生の担任が高橋先生で、クラスも明るく楽しく過ごせたそうですが、次の年に阪神淡路大震災が起こり、阪神間から来ていたクラスメイトから色々と被害のことを聞かせてもらい、自分には直接被害が無かったものの、大変な状況だったことが当時の記憶として残っているとのことです。あの頃を思い返しても所属したバスケット部では、日々練習に明け暮れたことしか思い浮かばないそうで、男子顧問は久木先生で、女子顧問は岸田先生で、指導を受けよく怒られたこともあり、今から思うと部活のために学校へ行っていたようだったとも。また篠山での試合の帰り道、雪がどんどん降り積もって、ようやく三田駅にたどり着いたのが真夜中、自宅への帰りのバスも無く、自分一人だけ学校近くの職員住宅に泊めてもらった事が、エピソードとして残っているそうです。
卒業後は農業大学校を経て当時の神戸北農協へ進まれ道場支店から営農経済でスタート JA兵庫六甲に合併後八多支店で信用事業を、宝塚方面では営農相談員をされ、本店からファーム六甲を経て、現在では三田営農総合センターの営農部署で行政や農家との対応に日々忙しく過ごされています。
最後に在校生にアドバイスとして、「社会人になれば怒られるのも仕事のひとつ、また人と人との付き合い方も大切、仕事場では簡単なメールよりも実際に合って話をすることが重要と思うので若い時からどんどんコミュニケーションを取りましょう。」とのことです。

 

(執筆:岩野弘明)

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