259_1

藤井 弘 (有高19回)

神戸市北消防団淡河支団長として活動中

今年も1月15日早朝に神戸市北区淡河町町民グラウンドに消防ポンプ積載車15台と消防団員約80名、自治消防組織から約20名の計100余名が参加しての非常招集訓練が行なわれました。

平成7年に発生した阪神淡路大震災を教訓に、当時の思いを風化させないために始まった非常招集訓練も今回で17回目を迎えました。
集結した団員を前に力強く訓示を述べられた北消防団淡河支団支団長である藤井さんに訓練終了後にお話を聞きしました。

当時、地元に有った有馬高校淡河分校農業科に入学。
顔も知らない大勢の生徒の中でも、直ぐに多くの友人が出来、中には活発すぎる生徒もいたようですが、それでも皆仲もよく、楽しく学校生活を送られたそうです。
クラブはバレーボール部に所属し、けっこう先輩にしごかれたこともあったとか。
しかし、気の合う友人たちと、ホームルームを欠席したり、クラブを休んではバイクで六甲山へ走りに行ったことや学校の行事として、当時、町内にあった劇場でクラスごとの演劇会があり、大勢の保護者の前で着物姿で出演したことも思い出したそうです。

そして4年目の社会研修では地元の鉄工所で頑張って研修をしたのも覚えているそうです。
卒業後は三木市の種苗会社に4年間勤めたのちに兵庫経済連へ転職され主に牛の飼料関係の仕事に従事、その後、神戸牛牧場で退職され、現在は嘱託として働かれています。
町内では上淡河交通安全協会副支部長に就かれています。

また消防団活動では昭和41年に入団、同59年に行なわれた兵庫県小型ポンプ操法大会では早朝からの10カ月に及ぶ猛練習の結果優勝のメンバーとして活躍されています。
昭和62年から師団本部、そして平成19年からは師団長として、自ら団員の先頭に立って、夏期訓練、非常招集訓練、山火事を想定しての中継訓練など市の消防と協力して積極的に活動しておられます。

また地域の防災の要として、消防団のみならず地域の防災福祉コミュニティと連携を取りながら中学校で市民救命士の講習を開くなどして、「我が町は自分たちで守る」を目標に掲げ、日々消防活動に尽力されています。

(文責:岩野 弘明)

259_4259_3259_2259_5