person藤本 幸男さん(有高20回)

吉川町「山田錦の館」支配人を訪問

「山田錦の館」の3代目の支配人が本校の卒業生と聞き、早速、取材に行かせて頂きました。

藤本さんは有高20回の卒業生で、2組の園芸科で学ばれました。1年の夏にバス通学から自転車通学に替えて砂埃の中を3年間通ったこと、傍示山での実習や朝夕2回の農当当番のこと、10kmマラソン大会で常時上位に入賞したことなど、懐かしく話されました。

卒業後は奥吉川農協に就職、吉川町合併に伴い、吉川町農協本所・上支所・本所勤め、さらに平成12年のJA合併で誕生したJAみのりでは本店勤めと、農協一筋にやってこられ、平成17年に55歳で退職されました。

この農協での手腕が高く評価されたことから、翌18年1月、「山田錦の館」の支配人に就任されました。館内では、地元の方々が栽培された新鮮野菜の直売、特産品の展示・販売、加工食品の販売・研究の他、「山田錦まつり」等のイベントも行われ、毎日沢山のお客さんが訪れています。農協時代に経験したことが活かせるやりがいのある仕事であり、お客様に喜んでいただくことが一番嬉しいとのことです。

家に帰れば24歳の時に結婚された奥さんと、お母さん、長男との4人家族。独立された次男夫婦には1人の女のお孫さんがおられ「ホントに可愛いですね」と目を細めておられました。

1ヘクタールの稲作も集落営農でやっているので楽ですよとのことでした。忙しい合間には今は月1回ほどのゴルフを楽しみに行っていますとのことでした。

(文責:谷郷賢明)sake