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角田 真奈さん (有高62回)

教育実習でお忙しいなか、清陵会館にお越し頂きました。

有馬高校では人と自然科で学び、卒業後、近畿大学農学部に進学しました。

高校時代の思い出は、地域の方と一緒に農作業を行う「クラインガルテン」という授業です。トマトやキュウリといった野菜の管理・栽培の方法を伝えることにとても緊張しましたが、授業を重ね、共に作業を行っていくうちに緊張もなくなり、どうしたら分かりやすく、楽しく伝えられるのかと考えるようになりました。収穫の時、実がついているのを発見した時の受講者の方々の笑顔がとても印象に残りました。
農業クラブでは、消防署の花壇作成など地域交流が楽しかったです。 1・2年生の体育祭では、綱引きに参加し、優勝出来たことが嬉しかったです。
また、修学旅行ではボルネオに行き、ジャングルを歩いたり、地域の人々と交流でき、とても有意義な時間を過ごせました。

大学受験での面接練習では、何度も夜遅くまで一緒に練習や内容の添削をしていただいた先生のことがとても印象に残っています。

教育実習での感想として、農業高校の先生は授業だけでなく、農場やハウスの管理、実習、当番などがあるため常に先のことを考えつつ、行動しなければならないことが分かりました。
また、クラス担任では生徒への連絡や配布物など細かな作業が多くあり、とても驚きました。教師はいろんな作業を生徒の見えない所でやっていることが分かりました。生徒との会話や授業では緊張してしまい、なかなか言葉が出てこなかったのですが、農作業や掃除などの間にできるようになり、授業でも生徒の目を見て話すことができるようになりました。

今後の目標として、より生徒が興味・関心を持ち、楽しく学んでもらえる授業を作っていきたいと考えています。声もまだまだ小さいので、大きな声ではっきりと話せるようにし、早口になってしますことも克服していきたいです。
今回の教育実習で学んだことを生かして、教員採用試験に臨みたいと思います。

最後に有高生へ
もやした不安がある人もまずは目の前にあることを一つ一つやって行こう!!
少しずつ整理されて、どんどん前に進めるようになります。頑張ってください。

(執筆:角田真奈)