教育実習で来られた7名の皆さんにご本人の文章で書かれたものを掲載させていただきました。
阪下 竜喜さん
高校時代の思い出
一番の思い出は修学旅行で行った屋久島です。スマホで屋久島を検索して思い出すぐらい楽しかった。
有高祭や体育祭などの学校行事もクラス全員の思いが1つとなって、大いに盛り上がり、どのクラスにも負けないくらいに元気一杯頑張った思い出が今も胸に残っています。とにかく毎日が充実していて、大変楽しかった3年間で、その日々が私にとって良い思い出です。
部活について
野球部と農業クラブを兼部していました。
元々は野球部一筋だったのが、農業クラブの活動に感化されて、野球部の顧問の先生に無理を言って、2年生の初めから兼部しました。両立は大変なことでしたが、中途半端にどちらにもならないように、しっかり割り切って頑張りました。3年生からは農業クラブの校内会長になり、その年に県連事務局も有馬に来たので、本当に忙しい日々でした。でも、最後までやるべきことをやり切ることができたのも、周囲で支えて応援してくれた友達や先生方の存在が大きかったと終えてから強く感じました。
大学生活について
大学は島根大学の生物資源科学部農林生産学科で農業経済学を専門に今は放棄竹林の有効活用について研究・勉強しながら過ごしています。
平日は、大学生協の学生組織に入り、イベントを行い、新入生の入学準備のサポートをしています。
あこがれの先生像とこれから
あこがれである長光先生のようにパワフルかつどんな状況にも挑んでいける先生を目指したいです。
農業科の先生方はどの方も生徒第一に考え、人望に熱い先生なので、生徒からの信頼もあつくかった、人と自然科の先生方との関わりが刺激的で、新鮮な毎日でした。農業管理室に自分用の机を設けていただいたおかげで農業の先生方の日々の取り組みや努力がとても見え、大変勉強になりました。特に指導担当の松原先生とホームルーム担当の入江先生には授業面やホームルーム運営面で沢山アドバイスをしていただき、参考になり、色々な実践ができました。研究授業では、板書とパワーポイントのスライドを組み合わせての授業に。加えて、生徒にタブレットを持ってもらい、web上でテストを行ってみるという、ICTを活用した授業を行うことが出来て、たくさんの発見があり、生徒と楽しく授業ができました。農業の場合、複数の科目を受け持つことが普通にあるので、どんな科目が来てもしっかり教えられるように日々勉強して、今回の教育実習を糧に頑張っていきたい。

辰家 葵さん
高校時代の思い出
修学旅行で沖縄に行った事です。
クラスの出し物の最後に全員で、星野源さんの曲に合わせて「恋ダンス」を踊ったことを覚えています。
部活について
書道部に所属していました。
特に有高祭で行った書道のパフォーマンスは部活動での一番の思い出です。1年生の頃から大字(メインの字)をしたいという思いがあったため、3年生の時に任せてもらえたのは本当に嬉しかったです。
大学生活について
私は京都橘大学で書道コースを専攻していて、同じ「書道」という分野に取り組む仲間と日々勉強しています。
私は京都まで自宅から通っていたことや教職課程を取っていたこと、また部活動を毎日していたため、とにかく忙しかったです。あっという間に4年生になっていました。
あこがれの先生像とこれから
生徒に何かよい影響を与えられる先生になりたいです。
芸術の書道という分野で先生になるのは、狭き門であるため大変だと思いますが、頑張りたいと思います。
教育実習について
たくさん授業を任せていただいているので、毎日大変ですが、楽しいです。自分の指導によって、生徒の「できない」が「できた」になる瞬間を見ることができた時は本当に嬉しく「教師のやりがい」を日々肌で感じています。
有高生は本当に素直で何事に対しても意欲的な生徒が多く、先生方も本当に親切な方ばかりなので、この学校で実習が出来て良かったと心から思っています。

竹内 麗人さん  
高校時代の思い出
体育祭・有高祭・修学旅行と色々思い出がありますが、学校帰りにラーメンを食べたことや、公園で夜な夜な語り合ったことが一番楽しかったです。
高校時代の友人とは、今でも遊ぶことが多いので高校での出会いを大切にして下さい。
部活について
高校時代はバスケ部に所属していました。部員が少なく、練習もしんどかったですが、今思い返すと、とても良い思い出です。
高校卒業後は運動する機会が減ってプクプク太ってきました。
大学生活について
私は人間科学部に所属していて今は主に人間を取り巻く社会について学習しています。
大学では自分の学びたい学問を深く学ぶことができます。
また、1・2年では友達と一緒に課題をこなして飲みに行くことが多かったです。3年生からはコロナが流行って会う機会は減りましたがオンライン飲み会などで楽しんでいます。
あこがれの先生像
今まで多くの先生に出会ってきて、私はとても先生に恵まれていたと思います。
高校では担任の先生をはじめ授業の先生、部活の先生、部顧問など、多くの先生方にお世話になりました。出会ったすべての先生が憧れであり目標です。これからは教師になるために勉強を続けようと思います。
教育実習について
主に1年生の授業を見学していたので、2・3年生とはあまり関わることができなかったのが残念です。
1年生は、休み時間や放課後に気さくに話しかけてくれることが多く、授業でも積極的に発言してくれて毎日が楽しかったです。
教育実習が始まるまでは不安でしたが、いざ始まると3週間はとても短かったです。授業作りに悩むことが多かったです、授業が面白いと言ってもらえて嬉しかったです。

馬場 綾華さん   
高校時代の思い出
文化祭です。演劇部の舞台があったり、有志でバンドをやらせてもらったりして、忙しいながらに充実していて楽しかったです。
部活について
演劇部に所属し、2年生では部長を務めました
県大会で頑張った思い出が印象深いです。
同級生の友達は今でも私にとって大切な友達です。
大学生活について
ダンスサークルの活動やボランティア等、授業以外の部活も楽しんでいます。
今は、感染症の為、学校にも行けていませんが、大学の友達と協力しながら乗り切っています。
あこがれの先生像とこれから
高校時代、たくさん悩み苦しんでいた時に、素敵な言葉をかけて支えてくださった先生方にはとても感謝しています。私も生徒の生活だけでなく心を支えられる先生になりたいと考えています。
教育実習について
主に1年生の授業をさせて頂きました。自分の考えた授業に真剣に取り組んでくれる姿を見て、とても嬉しいなと感じています。
日々、実行と改善の繰り返しで悩むこともありますが、その分、うまくいった時や生徒のみなさんが盛り上がってくれた時はとても嬉しいです。

山名 里奈さん
高校時代の思い出
一番の思い出は修学旅行です。沖縄の離島を全部回れたことは人生で1度あるかないかのことで、とても良い経験になりました。また、修学旅行を通して、クラスの雰囲気を高め深めることができたことや、砂浜で陸上部のメンバーと朝練したことは、良い思い出です。

部活について
高校では陸上競技部に所属をしていました。外部でも部活をしており部活に顔を出すことができないことも多くありましたがそんな自分を部員としてうけいれてくれ、私の試合にも応援にきてくれた同期のメンバーは一生の宝物だと思います。今でも感謝しています。
大学生活について
大学生活は、1人暮らしで大変なことも多くありますが、充実しています。自分の興味のある分野の授業がたくさんあり、授業がとても楽しいです。教職課程を受けていることもあり、授業数が多くて大変なこともありますが、興味あることをたくさん学ぶことができています。
あこがれの先生像とこれから
私は生徒により添うことができ、生徒の楽しい事も悩みも聞ける先生でありたいと思います。また、生徒にとって目標となれるような存在でありたいです。
これからは、自分の競技を続け、その後教員を目指し、スポーツの楽しさを伝えることができるようにしたいと思います。
教育実習について
教育実習は、始まるまでは授業ができるか、生徒と仲良くなれるか等、不安がたくさんありました。しかし、始まってみると時間が過ぎるのが早く感じます。生徒の皆にも、たくさん助けてもらい「先生」と言って話しかけてもらったことが嬉しかったです。充実して楽しい教育実習でした。

小笹 珠梨さん
高校時代の思い出
とにかく物理が大嫌いでした。
でも大学で使う時があり少しだけやっていて良かったと思えました。
行事はとにかく全部楽しかったです。修学旅行の沖縄など楽しい思い出しかないのです。とにかく明るすぎる位明るくて元気なクラスだったのを覚えています。思い出すと楽しいことばかりです。
部活について
高校時代の部活が自分の中で最優先だと思っていました。
自分の好きなことをできる時間だったので部活が大好きでした。
部活の仲間は濃い時間を過ごすのではないかと思います。
勉強もしなければならないが部活に力をいれることも忘れないでほしい。
大学生活について
高校とはちがい自由というイメージが強い。でもその分自分のことを自分で把握しないといけないのでしんどいこともある。
興味のあることを学びに行くので勉強が少し楽しくなると思う。
自由になるから好きなことを沢山できるのは嬉しい。
けれど計画的に行うのは難しい。言えるのは大学生になっても高校と同じ位勉強した方が良い。
あこがれの先生像とこれから
生徒と近く理解してあげられる先生。自分の考えでものを言わず、否定や注意する時も理由がきちんとある先生。頑張った分を褒めてあげられる先生。
何より自分が今まで出会ってきた中で好きになった先生みたいな先生
教育実習について
めまぐるしく過ぎていきました。授業を考えるのは難しく悩むことや学ぶことが沢山ありその中で少しは自分のものに出来たと思います。生徒と関わることでしんどい時も頑張れました。自分はやっぱり先生になりたいなって改めて強く思いました。始まる前は早く終われとばかり考えていたいけど今は終わってほしくない気持ちでいっぱいです。

松下 千紘さん
高校時代の思い出について
クラスメイトと夜の20時まで残って勉強をしていたのが最も記憶に残っています。
アドバンストクラスだったのでクラスのメンバーがあまり変わらなかったのもあり、クラスメイトと切磋琢磨しながら3年間勉強できたのかなと思います。
部活について
私は箏曲部の部長をしていたのが思い出として一番残っています。
色々な子がいる中で、どうすればチームとして上手くいくのだろうかと毎日悩んでいました。そんな時に当時の顧問の先生からアドバイスをいただき、集団生活を送る上で自分が
どう動いていけば良いのかを学ぶ事ができました。
大学生活について
大学では法学部に通っています。学生自治会のリーダーを務めたこともあり、たくさんの教授の方々とお話させていただきとても有意義な大学生活を送ることが出来ています。
他にはNPO団体のスタッフなども体験し、高校時代よりさらに広い視野を持つことが出来ました。
あこがれの先生像とこれから
生徒の進路に影響を与えられる先生があこがれです。
私自身も、学生時代に世界史Aを教えてくださった先生の影響もあり今の学部に進みました。一つ一つの言葉に重みが持てるように、海外留学や多くの人との関わりを増やしていきたいです。
教育実習について
3週間は本当に長い期間でしたが、とても充実した日々でした。生徒がとても可愛くて悩むことも多かったのですが、楽しく過ごすことができました。
授業の方法もそうなのですが、人との関わり方の人生で最も濃く学ぶことの出来た3週間でした。
                                    (執筆 羽渕 和美)