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「有馬高校に赴任して」 上田紀夫先生(第21代学校長)

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 高層団地が林立する武庫川団地の一角にある西宮南高校から転任しました上田紀夫でございます。のどかな田園風景、玄関を彩る風格のある庭、歴史を物語る校門の門柱や堀の跡、威風堂々と佇む校舎。そして卒業生3万人を数える伝統と生徒・教職員合わせて1千名を超えるというまさに巨大艦の様相に、身の引き締まる思いがいたします。

 営々と受け継がれてきた伝統を守りつつ、新たな伝統の創造に教職員が一丸となって取り組んでいる様子に感心すると共に、巨大艦の進む方向を見誤ってはいけないと、緊張感は高まるばかりです。今日、食の安全性の問題や地球環境の危機に鑑み、「人と自然科」での学習は、自然と共存し、地球に優しい環境を創るという、かけがえのない未来へのメッセージが込められている気がします。

 そして、自らの進路に合わせ、自ら時間割を作成するという能動的な「総合学科」での学習は、「自分探し」から始まり、自らの目標に向かって自己実現を果たす画期的な営みであり、教育の本源を見る思いがします。

 さらに、暗闇の中に光を求める「夜間定時制」での学習は、心の底から「学びたい」熱意に包まれ、3年間で卒業できるシステムと相まって、きめ細かな指導を展開する県下で最も落ち着いた定時制課程と胸を張れます。

 心豊かな人づくりをめざし、誠心誠意教育の充実に努めて参ります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(学校長 上田 紀夫)

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