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酪農者として数々の表彰を
事務局三人で訪問。部屋に案内されまず驚いたのは数十枚の額に入った表彰状がずらりと揚げてあり、一枚一枚が優秀賞・特別賞、中には県で2度も1位に成られた賞状もありその素晴らしさに驚きました。
高校時代は持ち上がりで登尾先生が担任、懐かしい先生方の名前を出しながら、楽しかった修学旅行や汗を流したバレー部の練習、さらにはホームプロジェクトの発表等で人前で話すことに自信がもてたこと等を懐かしく話していただきました。
卒業後、父親と共に牛舎を建て、乳牛10頭から酪農を始められました。時間的に余裕もあったことから、菱電化成に就職、その後、父親が61歳の時、病床に就かれたことから、会社を退職、34歳から一人で酪農を始められました。成牛が24・5頭となり、酪農家としてその手腕を発揮され、各大会で数々の賞を受賞されました。中でも平成5年と7年に受章された生乳生産乳質の部で、県で一位に成られた時が一番うれしかったそうです。

結婚は33歳の時、一男一女に恵まれており、丁度取材中に奥さんが見えられ、なんと30回の卒業生、当時の懐かしい話もしながら取材の中に入っていただきました。酪農の他に2・1haの稲作もされており、そんな中、50肩からくる肩や手頸の痛みが酷くなり、これ以上は自分の体を壊してしまうと苦渋の決断で今年の5月、酪農生活に終止符を打たれました。
又、酪農家や地域の方たちの信望も厚く、酪農部会では2期4年の部会長を地域では農会長・区長・寺総代等を務められ、

今は土木長。若い頃はゴルフと釣りに凝られたそうですが、「今は、痛いところだらけで駄目ですね」と言いながら大変元気そうでした。

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(執筆 谷郷 賢明)