スポーツを基本として、ダンスや創作舞台の演出などで多くの人と繋がりお忙しくされている高木さんですが、お時間を取っていただきお話をうかがうことができました。取材されるのは初めてということでしたが、内容の濃いものとなりました。有高在学中は、陸上部に在籍されたということで、脚が速く短距離やハードル競技で活躍され、県大会にも出場されました。森口先生や藤岡先生にお世話になったそうです。
そして湊川短大に進学され、その後は24歳でご結婚されました。下田中のご実家の農業を継ぎスポーツや創作活動とお仕事で、お忙しい時間を過ごされております。

子どもの頃から身体を動かすのが好きで、バレエやエアロビクスに興味を持ち、その後スポーツに関わっていかれました。いつしか体育振興会(体振)の役員にも任命され、市の体育指導員、三輪小学校区のスポーツ推進委員でも、多くの市民にスポーツの楽しさ、素晴らしさを教えておられます。以前に、三輪小学校区放課後子ども教室「みわっぴ~」で、囲碁ボールや車輪回しなどの競技を指導していただくことがありました。低学年の参加者が多かったのですが、自らもお手本となり大変わかりやすい説明で、子どもたちや保護者の方々にも大好評でした。

創作ダンスの魅力にも取りつかれ、その想いは自由な表現のコンテンポラリーダンスに発展しました。創作ダンスでは、多くの人との繋がりを大切にしておられます。有馬富士パークセンターや郷の音ホールでの発表会では、単なるお稽古の披露ではなく、内面を感じていただきたいとお考えになっており、舞台というのは上手い下手ではなく、いかにそれを表現していくかに重点をおかれています。
「創作をするということは、全てを感じられます。人をどうやって動かせられ、よいものを創り上げられるか。」といった舞台に対する情熱的な言葉を、熱心にお話していただきました。

平成29年7月に、ご自身で主催された郷の音ホールでの「共生TOMOIKI」では、関西学院大学の学生さんと、書道、音楽、映像、美術、創作ダンスとの融合で、独自の空間世界を見事に演出されておりました。また最近では、令和3年10月に、パフォーマーとして有馬富士公園パークセンター多目的ホールでの「想創奏」に出演をされました。毎回の舞台で、たくさんの方と知り合いになるのが楽しみだそうです。

常に先の未来を見据えて、次々と新しいアンテナを張り巡らし、その時代にあった情報を舞台として発信し続けておられます。これからどのような素晴らしい舞台を見せていただけるのか、楽しみに応援させていただきたいと思います。
                                  (文責 谷口真弥)