前川 正一さん (有高19回)
秋の叙勲 瑞宝単光章を受章される
高校入学時は、「団塊の世代」で生徒数が多く11クラスで担任教師は、長谷川先生です。
学校へ行くのが嫌な時期がありましたが、長谷川先生に立ち直らせて頂き又、支援を頂きました。入学した当時が、懐かしく思い出され、先生に心から感謝しています。
昭和41年・政令第107号で三田市が「消防本部」を設置(昭和41年5月)及び「消防署」の運用開始(昭和42年4月1日から)が指定されたことで、有高3月卒業するとほぼ同時に「兵庫県消防学校(現在、のじぎく会館)」へ入校し、20日間という「特別初任科教育(当時の教育期間は約3カ月)」受けました。これは、学校が初まって以来の特別短期間で厳しい火災・救急など現場教育と法律の基礎知識を修得し、同年4月1日から消防士の仕事に就きました。
この仕事で一番大切なことは、公務員としての自覚と職責そして、住民の生命・財産を災害などから守ること。そして、消防団に協力をして頂いていることを忘れずに市民の「安全安心の街づくり」を常に心がけました。
さらに近年、災害のなかでも、自然がもたらす災害が増えつつあり、いつ起きるかも判らない自然環境ですので、卒業(高校・大学・専門学校など)して社会人となるまでに災害発生した時に自分自身を守ることを身につけてほしいです。
我が街「三田」は大丈夫だというのではなく、社会人となったとき、どこでどんな仕事に赴くかは分からないので、いつも心掛けて下さい。
これらは、火災・救急など地域住民をあらゆる災害から守るために献身的に仕事をし、平成21年3月末日に42年1ヵ月の長きに亘る公務員生活を円満退職しました。
今、三田市消防本部の近くで農業をし、同じ「下深田」ということもあって、消防本部をいつも、そばで見守っています。
結婚は、25歳の時、一男一女で家族7人で暮らしています。
(執筆:前川正一)
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